ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD

週間少年ジャンプに連載されている「ワンピース」という漫画を、わては全く知らない。単行本も見たことがない。尾田栄一郎という原作者も全く知らなかった。その原作者が、製作総指揮・ストーリー書き下ろし・クリチャーデザインなどを担当して出来上がったアニメ映画だ。

全く知識がないわては、今までの既存の漫画やアニメの世界を突き抜けた爽快感を感じた。登場するキャラクターは、どの漫画にもない独特のものでその使う技も真似ができない。空中に浮かぶ島を見たとき、どこかで見たとも思ったがこちらがオリジナルだろう。高校生や中学生がなぜ好きなのか、わかる気がした。

帆を装備した船なのに、空を飛ぶことができる不思議な技術を持った海賊船に乗ったメンバーは非常に個性が豊かだ。モンキー・D・ルフィはゴム人間で、手足を伸ばしたり膨らめさせたりして戦う。ロロノア・ゾロは剣の達人、ナミ(女性)は風を読むのが得意な航海士。ウソップはパチンコの名手、サンジは料理人。チョッパーは船医。ニコ・ロビンソン(女性)は考古学者。フランキーは全身サイボーグで、バイクの運転が得意。ブルックは骸骨だけど、動きがいい。

海の底にある刑務所を脱獄した伝説の海賊”金獅子のシキ”は、足が剣で頭には舵が刺さっている。物を空中に浮かべたり、自分自身も重力の束縛を受けないようだ。シキの海賊船は飛行船のように空を飛び、最新の技術を持っていた。彼の目的は世界制覇であり、イーストブルー(東の海)を滅ぼそうとする。その目的のために、ルフィ一行に接近して弱点だった航海士を補充しようとナミを誘拐する。

ナミを誘拐されたルフィ一行は、空に浮かぶ島に放り出される。そこには、見たこともない動物や人間らしい人々が暮らしている。ストーリーはしっかりと起承転結があり、敵の強さが並大抵ではない。簡単に登場人物が死なない設定や見せ方も、工夫している。映画館のスクリーンを飛び出るほどの技の数々は、3D映像よりも工夫されている。物語と世界観は、ほんとうに突き抜けていて爽快だ。



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