タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密3D字幕版

抜群に面白い物語だった。ユニコーン号の物語と現在の世界を見事にシンクロさせた脚本は、見事だ。3D映像も文句なし。フランスのエルジェという漫画家の原作で、スティーヴン・スピルバーグ監督製作、ピーター・ジャクソンとキャスリーン・ケネディ製作である。俳優の動きを映像化するモーションキャプチャーで3D化されている。噂では、三部作とも言われている。TOHOシネマズららぽーと磐田での試写会で見た。感謝です。

今から400年前、軍艦ユニコーン号は海賊レッド・ラッカムの襲撃を受ける。最後の船長フランシス・ド・アドック卿は、「アドックの真の血を引くものだけが秘密を知る」と言い残して亡くなる。蚤の市で記者タンタン(ジェイミー・ベル)は、帆船の精巧な模型を買う。その直後、その模型を譲ってくれという大人が数人出現するが、タンタンは売らない。でも、謎の人物が警告に来たり、サッカリン(ダニエル・クレイグ)というひげの人物が暗躍していることを知る。そして、港に停泊している貨物船カラブジャン号が関係していると突き止める。

タンタンと愛犬スノーイは、秘密を探るためにその貨物船に乗り込んでいく。そこで、酒好きのハドック船長(アンディ・サーキス)とめぐり合い船から脱出する。救命ボートで逃げたので、彼らは遠くまでいけない。そんな時、飛行機が飛んできたので助かったと喜ぶが爆撃されてしまう。なんとかモロッコまでたどり着いた二人は、砂漠の中を旅してある町にやってくる。そこでサッカリンを見つけた二人は、サイドカーつきのバイクで追いかける。これが予告編で使われているシーンだ。

模型のマストに隠されていた羊皮紙を見つけたタンタンは、「3兄弟よ集え、3ユニコーン、白日に大海原を進みて知る」という文章を見つける。この映画を見るさい、400年前のアドック卿と海賊レッド・ラッカムの戦いの場面をよく記憶しておくべきだ。それが、あとあとの物語のヒントになっている。見事な脚本だ。文句のつけようがない。3D映像もいい。

12月1日日本では全国公開だ。自信を持ってお勧めする。「レイダース失われたアーク」と同じレベルのエンターテイメント大作だと思う。



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