貞子3D

1998年から始まった貞子シリーズが、ついに3Dになった。鈴木光司原作の「エス」を原作に石原さとみ主演で、迫力の映像が展開される。もともとテレビから飛び出してくる貞子が3Dになれば、スクリーンから観客に向かってくる。特殊な能力のために生きたまま井戸に捨てられた貞子の怨念は、ニコニコ動画を発端にしてテレビ、スマホ、パソコン、街頭ビジョンと広がっていく。石原さとみ演じる高校教師鮎川茜は悲鳴をあげると、ガラスなどが破壊される能力を持っている。貞子と対決する石原さとみが熱演している。期待通りのホラーになっている。

ニコニコ生放送が始まると、柏田清司(山本裕典)が「Sエスの復活だ」としゃべっている。その生放送中を見ていた視聴者が全員自殺する。あるバス停でもパソコンを見ていた男性が道路に歩き出して、車に跳ねられて死んでしまう。女子高の教師鮎川茜(石原さとみ)のクラスでもスマホでその動画を検索している生徒がいて、帰宅後マンションの窓を突き破って死んでしまう。警察の小磯勇吾(田山涼成)と若い部下が事情を聞きに来るが、鮎川は心当たりがないと言う。

さらに今度は学校のパソコンを使って「呪いの動画」を検索していた生徒が、パソコンのディスプレイから出てきた腕と髪の毛に捕まってしまう。異変を感じた鮎川が駆けつけて、生徒を救い出す。その事件はあまりにも衝撃的で、生徒は入院して鮎川も自宅謹慎になる。鮎川は子供の頃学校に侵入してきたナイフを振り回す男性を、大きな悲鳴で撃退したことがあった。その特殊能力で同級生からは疎外されたが、現在同居している安藤孝則(瀬戸康史)が寄り添って助けてくれた。

貞子はネット上を自由に移動できて、「404 File not found」という表示が出ても出てくることができた。もはや、貞子を止めるのは大変に難しい状態になっていた。貞子は自分が現実世界で存在するために、身体を貸してくれる人間を探している。その標的に、鮎川がなってしまう。電源が切ってあるパソコンでも起動して出現してくる貞子に、安藤がさらわれてしまう。

鮎川は自分の愛する人を救うために戦う決意をする。また、最初はネット上を移動する存在など信じなかった小磯も柏田の部屋の壁の下にあった膨大な数の文字を見つけて、鮎川の言葉を信じる。廃墟になった建物に入って繰り広げられる戦いが、怖い。ほんとうは、最後の戦いに到る過程が一番怖い。貞子役には、橋本愛だった。可愛すぎると思った。



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