卵子の老化にどう対処する、聖マリアンナ大の石塚文平教授

本日のFNNニュースで放送された中で、「卵子が老化する」というのがあった。NHKクローズアップ現代でも「産みたいのに産めない、卵子の老化の衝撃」(2012年2月14日放送)という放送があったようだ。その放送の解説には、名古屋市立大学大学院研究科産科婦人科学の杉浦真弓教授が出演した。

夫婦どちらにも病気がないのに、妊娠できない例があるという。それは女性の年齢が35歳以上になると、卵子の老化が始まるという事実を知らなかったことに原因がある。学校の保健体育ではそんなことは教えてくれない。卵子のもとになる細胞は赤ちゃんのときが一番多く、年齢の経過とともに減少する。そして、新しく作られることはないそうだ。

不妊治療をしている夫婦で、妻の年齢が35歳の場合16.8%が妊娠できて40歳の場合8.1%になるという。浅田レディースクリニックの2009年の実績では、採卵あたりの妊娠率は36~38歳52.8%・39~40歳38%・41~42歳27%となっている。

聖マリアンナ医科大学産婦人科学教室の石塚文平教授らとIVFなんばクリニックの森本義晴院長らは、発育途上の卵胞卵子を卵巣から採取して体外で培養して成熟させて体外受精を行う技術を確立した。これは、卵子が成熟しない方でも妊娠が可能になるという意味だ。

名古屋市立大学病院産科婦人科では、不育症・習慣性流産治療・出生前診断などで先進的な事例をあげている。全国で唯一の産科婦人科の教授として知られている杉浦真弓教授は、女性の社会進出に理解があり研究室の雰囲気も自由闊達という感じだ。

では、男性はどうなのか。男性も不妊の原因になっている例が多いという。概算では不妊治療をしている夫婦の半分が男性に原因があるそうだ。男性の場合は、精子の働きがしっかりしているかどうか。

男性の要因では、きちんと性交ができない・精子が活動できない・精子を作れない・精子が出てこないなどの点がある。



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