ナイトミュージアム

ベン・スティーラー主演の「ナイトミュージアム」を見た。離婚した妻に親権を取られ、小学生の息子と一月に数回しか会えない父親が自然歴史博物館の夜警になる。

ある騒動を解決することで、父親としての関係と自信を取り戻す。とても楽しい映画だ。お勧めする。ゴロゴロ。

2007年4月5日 23時05分
ミラン・トレンク作の絵本「夜の博物館」を、ベン・スティーラー主演で映画化したコメディだ。自然史博物館の展示物である恐竜や動物、歴史上の人物が夜になると動き出すという奇想天外な物語を、家族の再生と平行して描いている。脚本が抜群によく、ハッピーエンドの結末は家族で安心して見られる内容だ。ベン・スティーラーと共演作の多いオーウェン・ウィルソンが、クレジットなしで出演している。ニューヨークに実際にある自然史博物館が舞台で、この映画の影響で入場者が増えたそうだ。もちろん、映画を見ただけでも人類の歴史や地球の歴史の勉強になる。

ニューヨークに住むラリー・デリー(ベン・スティーラー)は、夢ばかり追い続けて妻に離婚された男だ。弁護士の妻エリカ(キム・レイヴァー)には長男ニック(ジェイク・チェリー)の親権を奪われて、一ヶ月に数回しか子供に会えない始末だった。妻は再婚して経済的に安定していたので子供の教育は困らないが、父親としての威厳は全くない状態だった。職業安定所の相談員デビー(アン・メアラ:ベンの実の母親)からは、「あなたの履歴書では紹介できる所はないわね」と言われる。でも、ラリーは粘って、一つ残っていた「あなたにふさわしい職がある」と博物館の夜警を紹介される。

さっそく、自然史博物館にやってくると、三人の老警備員から仕事を引き継ぐ。経費節減でベテランの首を切り、新人を一人雇うリストラで採用されたのだ。始めての夜、先輩警備員から「誰も入れてはいけないし、出してもいけない」と変なアドバイスを受ける。さっそく、仕事を始めたラリーは、骨格標本のティラノザウルスが目の前の展示場から姿を消したことに気が付く。おかしいと思い廊下に出ると、恐竜は水飲み器から水を飲んでいた。

その他には、ネアンデルタール人は火を起こそうと懸命になっている。26代のアメリカ大統領テオドア(テディ)・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)は、馬に乗って歩き出す。ローマ帝国の初代皇帝オクタヴィウス(スティーブ・クーガン)は、戦争の計画を立てている。中央アジアに出現して民族大移動のきっかけを作ったフン族の王は、人間を八つ裂きにしようする。また、現在のアフリカに生息している野生動物の剥製は、命を持ったように動き出す。

また、始めて太平洋までたどり着いたルイス大佐とクラークのガイドをした先住民の娘サカジャウィア(ミズオ・ペック)は、テディから求愛を受ける。そして、究極の神秘的存在エジプトのファラオ・アクメンラ(ラミ・マレック)は、黄金のレリーフののった棺の中で、出してくれと暴れていた。そんなとんでもない博物館で、首にさせられた三人の警備員がある悪巧みを考えていた。そのドタバタを、息子のニックも経験する。これは、親子で見る最適の映画だ。


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