マン・オブ・スティール 2D字幕版

「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン製作・原案で、DCコミックの「スーパーマン」の映画化だ。クリストファー・リーヴの旧シリーズも新しいシリーズも知っているけど、それらを完全に凌駕するスケールで描いた娯楽大作になっている。クリプトン星での両親の葛藤から地球へやってきてからの差別される時代をへて、やっと地球の人々に受け入れられる。しっかりとした物語と、音速を超えるスピードで空を飛ぶ様子を描いたVFXが素晴らしい。この夏の洋画は充実ぶりが際立っている。

あまりにも文明が発達して資源を使い尽くしたクリプトン星では、惑星が崩壊するのが決定的だった。ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、培養ではなくて生殖によって赤ん坊を産み避難カプセルに入れて地球に向かって送り出す。クリプトン星の軍人であるゾッド将軍(マイケル・シャノン)は反乱を起こすが、鎮圧されて異次元に追放される。そして、クリプトン星は崩壊していまう。この様子は現在の地球の環境破壊を思い起こさせる。

地球にやってきた赤ん坊カル・エル(クラーク)は、ジョナサン・ケント(ケヴィン・コスナー)とマーサ(ダイアン・レイン)の夫妻に育てられる。地球の大気に慣れて超人的能力を持っているのがわかるけど、養父のジョナサンからはほかの子供に秘密にするように言われる。いじめられても簡単にはねのけることができるけど、その能力を見せたら地球の者とは思われないからだった。ある日スクールバスが川に落ちたときに、怪力を発揮して全員を救うがますます奇異な目で見られるようになる。

地元から離れて放浪の旅に出たクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)は、他人を関わりを持たないようにして生活する。でも、周囲の人間が死にそうになる事故が起きると密かに救いその場を去る生活を送る。そんな奇跡的な現象を不思議に思ったデイリープラネット社のロイス・レイン記者(エイミー・アダムス)は、マーサ・ケントの暮らす家を訪ねる。そんなときに、クリプトン星を追放されたゾッド将軍たちが出現する。時空を超えて現代の地球に現れたのだ。

ゾッド将軍たちはクラーク・ケントすなわち、カル・エルが乗ってきた宇宙船を見つけてクラークたちの前に立ちはだかる。自分が地球のために戦うのかどうするのか迷っていたクラークは、身近な人を守るためにゾッド将軍たちと戦うことを決める。もはや戻る故郷は存在せず、地球で生きていくしかない。ゾッド将軍のようにクリプトン星人の住みやすい環境に地球を改造するのは、地球の人々を犠牲にすることだった。アクションも物語も申し分ない。
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この記事へのコメント
こんにちは。

この映画見ようかどうしようかちょっと迷っていたのですが、やっぱり面白いのですね。

次回作ではバットマンとの共演らしいので、こちらの方も楽しみです。
Posted by Takeman at 2013年09月05日 11:25
Takemanさん、こんばんは。
大丈夫ですよ。お勧めします。
ゴロゴロ。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2013年09月05日 22:38
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