エンド・オブ・キングダム

エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編だ。ジェラルド・バトラー扮するSPが米国大統領をテロリストから守りぬく物語だ。今度はロンドンが舞台で観光名所がどこどこ破壊される。非現実的な設定であり得ないと思ったら楽しめないので、アメリカ万歳映画でも最後までついていくのがいいだろう。アメリカ以外の首脳の描き方が特徴的で、その違いを見るのも面白いだろう。それにしても、最新兵器の高性能ぶりには驚いてしまう。

ホワイトハウスに軍隊なみの襲撃があってから2年後、イギリス首相が不可解な死をとげる。ロンドンで葬儀が行われるということで、各国の首脳が集まる。いくら厳戒態勢で警備しても、ロンドンの街中では難しいだろう。交通規制をしないで各国の首脳が集まるのは、ちょっとどうかと思う。日本の首相は渋滞の橋の上で、川に車ごと落ちてしまう。また、ドイツの女性首相はバッキンガム宮殿で衛兵に襲撃されてしまう。イタリアの首相はどこかの建物の屋上で女性とイチャイチャしている。

問題のアメリカ大統領ベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)と、SPのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)はセントポール大聖堂に到着する。予定時間よりも早く来たので、無事に葬儀会場まで到達できた。でも、ロンドン警視庁内部に内通者がおり、警官に化けているテロリストもいるので、彼らは大規模な襲撃を受ける。

その服装ではテロリストかどうか判断できないので、非常事態宣言を出して警官を撤収させる。これにはナイスアイディアだと思ったけど、二人しか残っていないのでどうやって切り抜けるのか、大変に難しい。予算削減でどの部門も厳しい状態になっているのが現実的だ。

大統領専用のヘリコプターを地対空ミサイルでテロリストが攻撃してくる。それを逃れるシーンが迫力満点だった。あんな兵器が簡単に流通してしまうのが、怖いと思った。星3個。

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