闇金ウシジマくん ザ・ファイナル

第2弾までは劇場で見たけどその後はスルーしていた今シリーズ、ファイナルという題名と本人が番宣に出ていたので見に行ってきた。第3弾が公開中なのに、第4弾を公開している。真鍋昌平の原作コミックの映画化だ。山田孝之ふんする闇金の経営者がいろいろなワルと対決する。今回は中学時代からの因縁の相手と友人に弁護士が相手だ。実際にこんな人達がいるのか疑問だけど、しかめっ面の山田孝之は様になっていた。

闇金業者カウカウファイナンスの丑嶋(山田孝之)のところに、中学時代の同級生竹本(永山絢斗)が金を貸してくれとやってくる。違法な高利でやっているので、友人としては金を貸せないと追い返す。どこにも行くところがない竹本は、ある男性が声をかける。連れて行かれたのは、”誠愛の家”という貧困ビジネスの本拠地だった。そこには世間から蒸発したような行き場のない男性が、搾取されて暮らしているのだ。

食事一つにしてもお金を取り、給料が出たらすぐに使わせてしまう。絶対に逃げることができない地獄のような環境だ。そこを牛耳っているのが、丑嶋と因縁のある鰐戸三兄弟だった。転校生として新しい中学に来た丑嶋は偉そうだとボコボコにされるが、自分をやった連中に一人一人仕返しとする。そして、同級生が先輩である鰐戸三兄弟に支配されていると知って、そこにも乗り込んだ過去があった。

そのお話に絡んで来るのが、悪徳弁護士の都陰亮介(八嶋智人)だった。貸金法改正で取られすぎた利息を取り返すというやつで、都陰の場合は事務員にその処理を任せていた。そのほかにも、女性の美容用品の販売をしている女性社長も丑嶋に金を貸してほしいと言ってくる。やっていることは暴力で解決するのと大差がない。それでも、丑嶋は警察に捕まらないように法律を熟知しているのでヘマはしない。

中学時代に自分の味方をしてくれた同級生であっても、プロとしてのプライドを貫き通すのが潔い。わてはお金を貸すのも借りるのも絶対にしない主義なので、ここに出てくる登場人物のような生き方はしたくない。竹本とのエピソードを盛り込んだのでだらだらと長い映画になってしまったと思う。星2個。

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