キングコング:髑髏島の巨神

アメリカ版ゴジラを作った会社が、伝統の怪獣キングコングを大規模でリアルな映像で映画化した作品だ。物語は単純なのだけど、出て来る怪獣たちの迫力で全く飽きることがない。ベトナム戦争が終わった直後という設定もなかなか考えられているのだ。南太平洋のどこかの島というロケーションもなかなか心憎い。今までに見た怪獣や恐竜映画と比べて、人間との大きさの比較ができてすごい。女性カメラマンとキングコングが近づくシーンは最大の見せ場だった。

サミュエル・L・ジャクソンが演じる大佐が、米国政府機関モナークの調査隊を率いて南太平洋の孤島に向かう。何台ものヘリコプターで嵐の雲に突っ込む。少し無理したけど、目的の島にたどり着く。やけに現実味がある描写だ。島の地下に石油があるか知るために爆弾を使ってしまう。それによって、眠っていた巨大な生物を起こしてしまう。

最初に襲ってくるのはゴリラの巨大化したキングコングだ。ヘリコプターを素手でつかみ、叩き落としてしまう。機関銃など全然効果がない。人間たちはすぐに逃げないのである程度の犠牲が出る。やっと真正面からぶつかるのは無理だと判断して、いくつかのグループに別れて行動する。オオトカゲのお化けみたいな怪獣、竹林に隠れていた巨大な蜘蛛、バッファローの怪獣、タコの怪獣、ナナフシの怪獣、コウモリの怪獣などが登場して人間を襲う。

大佐を中心とした軍人たちはキングコングを倒そうとして無理やりの行動に出る。でも、カメラマンのメイソン(ブリー・ラーソン)たちはキングコングと敵対しないようにして、島を脱出することに目標を転換する。オオトカゲのお化けとの戦いでは、キングコングを助けるような作戦を実行して敵対していないという姿勢を見せる。

それによって、キングコングの顔に触れることができた女性メイソンの誕生だ。キングコングはこの島の頂点に君臨する支配者であるということが、原住民によって説明される。なかなか細かいところまで物語ができていた。なんでも、続編ではゴジラなどの日本怪獣が登場するエンディングクレジットだった。楽しみだ。星3個。

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