猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

猿の惑星新シリーズの最終章らしい。たぶん全部見ているはずだけど、どうも記憶がおぼろげだ。まあ見ていなくてもついていける。猿の方が人間よりも伝染病に強く、生き残ることができることになった。人間たちはかなり混乱しており、独裁者大佐(ウディ・ハレルソン)が異端者を排除している。猿のシーザー(アンディ・サーキス)は妻子を殺された恨みで冷静な判断ができず、独断専行の行動を取る。で、なんだか猿の物語なのだと思った。主人公は人間ではなく猿のなのだ。

猿と人間の全面戦争で、お互いに大きなダメージを負った。人間は極端に数を減らしてしまった。猿も森の深くに隠れて暮らし、勢力を減らしている。そんな中、大佐が率いる軍隊が武器を背景に猿を追い詰めていく。シーザーと猿の群れは別行動を取るけど、最終的には収容所に拉致されて重労働を課せられる。

シーザーが途中で拾った人間の少女ノバ(アミア・ミラー)は言葉をしゃべることができないけど、手話で猿と意思表示をできるようになる。大佐たちは猿を使って大きな砦を作っているけど、手作業で効率が悪い。人間たちの中でも、争いがあるようでそれに備えているらしい。

いくら武器を振り回しても、自然の力にはかなわない。猿の方が自然の中で生きる方法を知っており、人間は無力である。雪に覆われた極寒の地での戦いに生き残るのは結局猿なのだ。人間の無力さが浮き彫りになってしまった。

人間の感情移入はあまりできないで、猿側になって映画を見ていた。これはそういう映画なのだろう。人間の少女が生き残ったのがちょっとした救いになった。

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