ホースソルジャー

2001年9月11日の同時多発テロの直後、米軍はアフガニスタンのタリバンへの極秘作戦を行っていた。それはおそらくテロの報復ではなく、当初から予定されていたものを一気に実施したというものだろう。米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)によるその作戦はたった12人で現地の反タリバンの勢力に味方して行われた。大勢の現地の勢力の中に放り込まれた彼らは何も心細くなかったのだろうか。うまくいく算段はあったのか、日本人からすると不安しかない。でも、彼らはB52からの誘導爆弾の目的地を細かく指示することで、敵を打破していく。5万人の敵に対して12人と現地の勢力で戦う。すさまじい戦闘が繰り広げられ、びっくりした。


カルシ・ハナバード空軍基地がK2と呼ばれるウズベキスタンの基地だ。そこからヘリコプターでドスダム将軍(ナヴィド・ネガハーン)率いる北部同盟の一部族に合流する。その合流も敵か味方かわからない状況だ。ドキドキ・ハラハラが止まらない。敵は女性の地位を蔑視しているタリバンで、血も涙もない残虐さで従えている。ミッチ・ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)は、なんどかドスダム将軍に受け入れてもらうために努力するけどなかなか簡単ではない。

馬で移動しなければいけなくなり、乗馬経験がある隊員はそれほど多くない。よくそんな状況で実行したものだと思う。さらに、相手の兵器がすごいのだ。戦車もあるし、ミサイル40発を連続発射できるBM-21という兵器もある。それに対してこちらは、敵のすぐ近くに行って上空を飛んでいるB52に敵の座標を詳しく連絡して、爆弾を誘導しないといけない。正確に座標を教えないと効果がないのだ。


彼らはマザーリ・シャリーフという都市に通じる峠で、激戦を繰り広げる。今ではトマホークというミサイルを海の上から撃って、相手の陣地を攻撃する。そんな大雑把な攻撃ではなく、こんな緻密なピンポイントの照準を当てていたとは驚きだった。センタービル跡地に銅像があるだけの成果だと思った。


2001年911テロ直後、アフガニスタン。ウズベキスタンK2基地からODD55部隊がマジャーリシャリーフ奪還に派遣された。北部連合の一軍族と共同で行動し、タリバン相手にマジャーリシャリーフ奪還に成功する。連続発射台ロケットに苦しめられたが、馬にのり騎兵隊みたいに成功する。ドスタム将軍は後に副大統領になった。大尉とはその後も友人だ。

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