アメリカ国債が紙くずになる日

評論家の田中字氏によると、アメリカ発の世界不況は、徐々に現実化して来ているという。わては、彼の発行するメールマガジンを購読している。彼は、世界中に情報網を持っていて独自の視点で世界情勢の解説をしてくれる。

一読すると、非常にとっぴな考え方に思えるが、世界の動きがそうなっているのである程度信憑性があると思う。

アメリカが経済が減速しているのは、周知のとおりだ。世界中の株式市場が暴落している。しかも、底が見えない恐怖感がある。

アメリカはわざとイラク戦争を仕掛けて、中東を不安定にしているのか。また、アメリカの消費者がこれまでのように物を買わなくなっても関係ないと思っているのか。消費を控えれば、景気は後退する。すると、税収が減って財政赤字がますますひどくなる。

日本も他国のことを言えないが、アメリカは貿易赤字と財政赤字を増やしている。ブッシュ大統領が景気対策を発表したが、はたして労働者のためになっているか疑問だ。

借金を債権化して投資対象にすることを発明したのは、アメリカやイギリスだ。彼らは、保険業務も行っている。債権がマイナスになっても、保険があるから大丈夫というのは損害が一部にとどまっているのが前提だ。

もし、信用収縮が大規模に起きると、アメリカ国債の格付けが下がる。格付けが下がると、金利が上がる。金利が上がると、債権の値段は安くなる。そのうちに金利の負担に応じきれなくなると、誰もアメリカ国債を買わなくなる。そして、アメリカ国債は紙くずになる。

これは、何も対岸の火事ではない。日本でも起きるのだ。今国会でああだこうだと、政争をしている場合ではないのだ。ゴロゴロ。



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