モンテ・クリスト伯　華麗なる復讐9話最終回　　真海は死んだことになっても、愛莉といっしょにどこかで暮らしている

身代わりにされたんだな。

守尾信一郎様がおいでです。あなたには必ず幸せが待っています。私も殺したいほど憎い男たちがいます。私もいずれ罰を受けるでしょう。どうかあなただけはこの醜い世界に足を踏み入れないでください。許しなど求めていない。ラッキーなパーカーの威力はあるだろうか。

お父さんに罪をかぶってもらいます。エレナと言って公平が入ってくる。論文で徹夜が続いていたせいじゃないですか。
公平と父が二人きりになる。絵里奈という文字を公平が知らせる。どうするか私が決める。

神楽エステート前です。金を受け取ったことはありませんよ。FDファイナンスのやつらが来て、ダンがされた拷問をする。南條幸男がすみれと消えました。秘書から連絡が入る。すみれば車から降ろされて、明日香のところに戻る。

私は南條家を不幸にするつもりだった。あなたは真海さんの何を知っているの。人間に戻してくれた。真海さんはいっしょに復讐しようと言ってくれた。あんたがちゃんと待っていれば、真海さんはこんなことをしなかった。

残念でしたね、お嬢さん。助かっても後遺症が残るようで。あなたのような頭の切れる方が気づいていないとは思えない。いいお知らせがあります。瑠美さんが安堂さんと逃走中です。ボニーアンドクライドみたいでいいでしょうと、瑠美が言う。「俺達に明日はない」

公平から瑠美に電話が来る。私はあの子に会えたのだから感謝している。今度は助けようと瑠美が電話する。

俺と神楽を調べた資料がいっぱいあった。最後にあなたに会うために戻ってくる。

すみれがダンの母親の墓の前に来る。「よく言われますよね。復讐なんてむなしい。殺したいほど憎むやつらが苦しむのを見ると、私は最高の幸せを感じるでしょう。あなたがそこまで言うならやめてもいいですよ。私と結婚してください。夫も明日香も捨てて、私と結婚してくれたら復讐をやめます。」真海が言う。そんなことはすみれもできないだろう。

土屋、明日から休暇を取れ。今度シンガポールに連れて行ってやる。休暇前の最後の仕事だ。

瑠美と安堂のところに、入間公平が来る。瑠美の息子だ。切迫流産だった。お前を瑠美から取り上げて遺棄した。でも、お前は生きていた。母親と言い、吐き気を催す。「私はうれしかったよ。あなたが自分の息子だとわかって、うれしかったよ」
「急に出てきて何を言っているんだよ。」「お前を海外に逃がす」「大丈夫よ。この人は保身のためになんでもする」「ごめんね、おかしなパパとママで。ちゃんと食べるのだよ。」「いまさら親子になれるかよ」「元気でね」「じゃあな」安堂を入間公平が連れていく。

あそこに船が来ることになっている。二人は港に来る。妊娠したことがわかったときは二人で喜んだ。3人でお祝いしようと約束した。お前にはささやかな幸せも与えられなかった。あの日からずっと罪悪感に悩まされてきた。入間が安堂を殺し、埋める。腕輪を渡してくれと頼む。
土屋が安堂を掘り返す。死ぬなと言って助け出す。

なんで俺を助けたと南條が質問する。真海さんにあってどうするつもり。ダンちゃんにあってやばいと思った。絶対にすみれを好きになると思った。死ぬつもりでしょ。死ぬなら勝手に死んでよ。

神楽きよし氏が焼死体で発見されましたとテレビが放送している。俺何も知らない。何もしていない。俺は何も悪いことしていない。
それが一番悪質なんだよ。私も教えられた方法をすることにしました。そう簡単には殺しませんよ。お食事を用意しました。
パンとスープのセットで1千万円です。
入間が瑠美のところに戻ってくる。静岡まで行ってきた。今頃海の上だろう。腕輪を渡してくれって。「嘘なのね。あの時あの子は本当に息をしていなかったの。船の名前は。船長さんは」「いい加減にしろ」「人殺し」
そこに真海がやってくる。「ありがとう。息子に会わせてくれて。」「母親の愛情に敬意を表します。これは感謝の印です。

絵里奈が公平に隠し子がいるのと聞く。本当なの。美蘭を殺してもまた遺産が減ることになるもんな。金のために妻を殺し、おれと結婚したのだろう。慰謝料なら払ってやる。息子を置いてとっととこの家から出て行け。
絵里奈が毒を持っている。
安堂感じ22歳。安堂かんじは静岡の病院に入院しています。DNA鑑定の結果です。入間公平は再びあの子を殺して、しまった。でも、あの子は生きている。入間公平が警視庁から逃げ出す。
早く荷物をまとめてくれと絵里奈に言う。おれはただ父のような醜い人間になりたくなかっただけだ。お前のほうがよほどましだったのかもしれない。どこか遠くへ行ってやり直そう。絵里奈が自分で毒を飲んだらしい。

貞吉さんに確認していたんですよ。すべて私のせいだ。あなたは保身のために妻と息子を殺したんだから。もうすぐ警察が来てしまいますよ。ほら急がないと。私も何度も考えました。死んだほうがましだと。

守尾信一郎の前に真弓が立っている。すいませんでした。信一郎さんと真海さんが美蘭さんを守ってくれのです。解毒剤と昇圧剤が調合されたものです。一時的でも美蘭さんと信一郎さんをくすしめてしまったことをお詫びします。昔からあなたのことをご存知だったみたいですよ。

愛莉これをいますぐ土屋に届けてくれ。また私の命令に背くつもりか。

真海さんの資産管理を担当しているスイス銀行のものです。神楽の秘書と話をしている。すみれ逃げろ。こいつは俺たちを道連れに死ぬつもりだ。
真海の屋敷に、すみれ、南條、神楽が揃う。ダンとすみれの結婚式のビデオが流れる。誰ですか、この頭の悪そうな男は。人に騙さえるのは目に見えている。サイモンダンが船長に決まった時はうれしくなかったのですか。サイモンダンが警察に連れて行かれたときどう思いました。正直ほっとしたよ。みんな無理やり忘れようとしたんだよ。すみれは助けてやれって。

すべてを投げ捨てて私といっしょになるなら、復讐はやめると。すみれさんあなたを必ず幸せにします。私と結婚してください。「はい。あたしは真海さんと結婚します。」「バンザイ、バンザイ。やっぱり、最後に愛は勝つんだ。」これで私の計画はすべて終わります。
南條がすみれを連れて行ってしまったぞ。おかしいな。

楽しかった。屋敷が火に覆われる。真海はマッチを床に落とす。
南條は顔半分をやけどしている。すみれは手をやけどしている。
あの人は海から来て、空に帰っていった。

灯油をぶちまけていた。正直死んでくれてほっとしています。
周りの連中をさんざん不幸にして勝手に死んだ。

入間公平は医療刑務所に入りました。

待って、生かして希望せよ。


南條も神楽も真海が死んだと口裏をあわせているようです。すみれが真海のプロポーズを受け入れたのは、復讐を終わりにするということになる。復讐が終わりなら、南條も神楽も死なない。

その代わりに、真海は愛莉といっしょに暮らすというのが落とし所でしょうね。なかなかすごいドラマでした。よかったと思う。