ハゲタカ 第2話 太陽ベッドが標的です
その人は言った。人生には別れ時がある。
3年前にはよくお世話になりました。鷲津は常務と会っている。今日、私を呼んだ要件を伺いますよ。
太陽ベッドを買収したいということですか。債務超過は480億円だ。300億円の債権を40億円で譲りつける。
こんな豪邸ぐらしで借金をしているなんてとんでもない。ホライズンが買い取る。経営不振の企業を抱えていたら困るでしょうと提案する。
株主総会の白紙委任。経営権の譲渡。破産申請という条件をホライズンは提示する。お屋敷内の設備を調べました。
創業67年の創業者一族の私物化している。中森家の連中は息子が200億円をもらっている。会社を支えているのは誰なのか見極めが必要だ。
日光ミヤビホテルの支配人に貴子(沢尻エリカ)が就任していた。あれから4年後の話だった。再建話の相談に来る。再建案を考え直すので少し待ってほしいと言う。具体的にはどうするのです。ホテルを守ってきたのは私達だと言っているのだ。お父さんが社長のままで大丈夫なんですか。
15分で戻ってこれるように説得してください。脅迫ではありません。警告です。正当な権利を行使しざるを得ない。「あなたたちに会社は渡さない」と社長は強がる。これは無理だな。説得力がないな。
三葉銀行に双方が呼ばれる。太陽ベッドからの条件はこちらになります。あくまで太陽ベッドの役員としての方便だという。ではゴールデン・パラシュートはどうでしょう。こちらに2億円を用意しております。これぽっちではお話になりませんよ。この2億円はあなた方への報酬です。我々はハゲタカだ。汚れきった会社の正体は見逃しません。会社を食い物にしていた。隠し会社に会社の金を横流ししていた。なんという汚い連中だろう。
太陽ベッドの工場長が会社のキーマンかい。
日光ミヤビホテルの社長が会長になるという。妹夫婦が経営権を握るという合意ができていた。もう決まったことだから。まるで自分なら立て直せるのと妹に嫌味を言われる。ひさしさんに婿養子に来てもらって、やっとあたしの居場所ができたの。もうこれ以上かき回さないで。
工場長に鷲津が会いに行く。これだけ規模が拡大しても一つひとつチェックしているのですね。私の服のバイヤーをしていたけど、一つ一つチェッkしていました。あなたはまだ生きている。、ここにも職人の魂が残っていますよ。
鷲津は日光ミヤビホテルに立ち寄る。沢尻エリカと再会する。多くの日本人が忘れてしまったもの。今日はなぜこちらに。
ビジネスでお伺いすると思います。ということは、再建策を持ってくるということだよな。鷲津が来るようではあきませんな。
太陽ベッドはどうなるのでしょうね。
鷲津が再び工場に来る。
太陽ベッドが民事再生法を申請する。借金をチャラにした上で、裏切りものを一掃することをできたのだから。ハゲタカには餌にならないと言う。
裁判所から任命された弁護士が入札を行う。資金の保証書を求めます。
アトムファンドに渡した委任状です。太陽ベッドの従業員からの委任状を鷲津が提出する。
160億円が入札の上限だと鷲津は言うけど、それでは債権の残りの180億とそんなに変わりないじゃないか。
バカバカしいことになったな。あの社宅で暮らしたいという社長の言い分は通らないぞ。
持ちつ持たれつなんて、だめだぞ。
日光のホテルでは父が貴子に話す。ひさしさんがどこにもいないの。
123億。130億。
139億。140億
143億。145億
160億。162億です。
165億。172億。
社宅の売却を前提に本社に交渉しろ。
178億ですね。監督員こちらの書類をご覧いただきたい。この中断時間であちらに情報をもらさないようにしてください。
弁護士は入札を中断する。
彼に社長になって、三葉から融資を受けてほしいと思っていた。家族を守りたかったんだと父が言う。あなたがたが最後に加えた15億円は民事訴訟を起こされていたようです。
入札が終了しました。178億円でホライズンジャパンに譲渡する。不愉快だけど、新しいスポンサーさんに握手する。
太陽ベッドスポンサーとして、元社長。父親があなたの寝心地をよくするためにベッドを作ったことをご存知ですか。
社宅の寝室のベッドはフランス製だ。会社は誰のものですか。そのことを理解しなかったあなたがたに経営者の資格はない。
すごいなあ。すっきりしたなあ。
もしもし雅彦かおれだ。
松平貴子社長、ホライズンジャパンは日光ミヤビホテルを買収するつもりです。ますます、面白くなったぞ。たまらんね。
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