エンド・オブ・ステイツ

ジェラルド・バトラーは「エンド・オブ・ホワイトハウス」と「エンド・オブ・キングダム」でSPを演じており、本作はそのシリーズの第3弾だ。アメリカ大統領のSPの主人公は絶対に死んではいけないのが常道だ。といっても出演者全員を敵にまわしての反撃はまあ爽快だ。誰が裏切り者なのかわからない状態で、大統領が暗殺未遂されて主人公がその容疑者にされてしまう。まあ、そこからの巻き返しが面白いのだ。安心して見ていられるのがいい。

マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)はニューヨークでもロンドンでも米大統領を救い、英雄である。でも長年の肉体酷使がたたり、身体はガタガタになっている。家族や同僚にも内緒で勤務を続けていた。トランブル大統領(モーガン・フリーマン)は情報が漏れていることを気にしたけど、暢気に釣りに出かける。大統領が湖で釣りをするのも、警備が大変だ。

少し離れた場所にやってきた車3台から、なんとドローンが大量に発射される。このドローンが高性能で爆弾を積んでいる。自由自在に飛んで目標に向かって自爆する。マイクだけ標的から外されて、大統領も水のなかに潜りなんとか生き延びる。マイクも病院に運ばれるが、目覚めるとFBIから容疑者として扱われる。病院から護送される途中で襲撃されて、なんとか逃げ出すことができる。

まあ、ここからの反撃ぶりはワクワクドキドキの連続である。都合よく失踪した父が山のなかの一軒家に住んでいたり、妻子を助けに父が登場したりする。都合のいい展開だけど、民間軍事企業が絡むのが時節柄ということだ。

この一味のように訓練された集団がゲリラ的に襲撃すると、アメリカ国内でも怖い存在になるとわかる。色々な武器が出てくるので、アメリカ的な作品である。星3個。
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