シルク・ドゥ・ソレイユ3D　彼方からの物語

シルク・ドゥ・ソレイユという最先端のサーカスをジェームズ・キャメロン製作、アンドリュー・アダムソン監督で3Dカメラで撮影されたパフォーマンス映像だ。セリフはないのだけど、サーカスの観客ミア（エリカ・リンツ）が体験するステージの様子を映画を見ている我々も体験できるようになっている。３Dで見ていると、ほんとうにその場にいるような感覚になってくる。

サーカスに招かれて入り込んだミアは、空中ブランコの青年（イゴール・ザリボフ）に心を引かれる。ところが青年が砂に飲み込まれてしまい、ミアも追いかけていき同じように落ちてしまう。地下の世界では、不思議なテントがあってミアは入っていく。ロープのブランコや四角い金属のやつ、ローラーのぐるぐる回るやつ、壁にポールが打ち込んであるやつ、色々なセットが出てくる。それで、パファーマーたちは重力の法則を無視したような動きを披露する。

だんだん画面に引き込まれていく。小さい半円形の水の入った装置で美女が潜ったり出たりする。そのうちに水中も空中も関係ない動きが出てくる。ワイヤーを使っているのだけど、縦横無尽に動き回る。ミアは最初邪魔をされるけど、最後には空中ブランコの青年といっしょに演技をする。ビートルズの曲が非常にマッチしているのが気に入った。映画として起承転結がよくわからないけど、たまにはこういうものいいだろう。

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