ドクターX、肝門部胆管ガンとはすごい病気を取り上げるもんだ

とらちゃん

2012年11月29日 23:04

米倉涼子が主演をつとめる大門未知子、彼女が活躍する「ドクターX」で肝門部胆管ガンが今回と次回の放送でテーマになっている。取り上げる病気の現実性があると思っていたけど、肝門部胆管ガンを持ってくるとはすごい。

大門の父がやっていた病院は小さな町医者で、未知子が子供の時に肝門部胆管ガンの患者を手術していた。その患者が再び、未知子の前に現れる。同じ場所にガンが再発して、どこの病院に行っても手術不可能だと言われた。帝都大学附属第3病院の毒島院長は、地方の大学病院にいるときにその患者を断っていた。

今度は受け入れ拒否しないだとうと、医者紹介所の神原(岸部一徳)が院長に電話する。なんと、毒島と神原は医学部の同期だったという。未知子の子供時代を知る元豆腐屋の患者は、ある夜発作を起こすがすぐによくなる。でも、翌朝看護師が来たときには亡くなっていた。

CTスキャンをした写真から、未知子は豆腐屋の患者と似た症状の病人がもうひとり第3病院にいることを察知する。
その患者は、なんとヨーロッパでの学会発表を控えた外科の教授の鳥井(段田安則)だった。鳥井は学会発表を優先するために、自分の病気を隠していた。でも、大門未知子が気がついてしまい指摘する。さらに、第3病院にはアメリカ帰りの優秀な外科医がやってくるという。

次回の12月6日で最終回らしい。せっかくおもしろいドラマだったので、物足りない。

このドラマで違和感を持っているのは、学会活動というか論文を書くのは手術の不得意な医師だけでなないことだ。実際問題、難しい手術の方法を学会で発表することもあるだろう。その点がおかしい。さらに、院長回診などという大名行列がいまだに行われているのか疑問だ。教授の座をめぐっての争いも眉唾ものだ。

あくまでも、ドラマという架空の物語上の設定だと思う。大門未知子みたいな凄腕の医者がフリーターという設定も、本来なら有り得ないと思う。有り得ない設定だから、面白いのだけど。ゴロゴロ。

日本肝胆膵外科学会。この学会では、高度技能専門医・高度技能指導医・修練施設を指定している。静岡県でも多くの高度技能指導医がおられる。静岡県内の修練施設は、静岡県立病院、静岡がんセンター、浜松医科大附属病院、磐田市民病院となっている。

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