ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
2005年7月17日 14時54分
1997年公開、93年の「ジェラシック・パーク」の続編だ。原作はマイケル・クライトン、監督はもちろんスティーブン・スピルバーグだ。特撮はお馴染みのILMだ。ILMというのは、インダストリアル・ライト&マジックの略称でジョージ・ルーカスやスピルバーグが共同で設立したコンピューターグラフィック専門の会社だ。この会社の出現によって、映画界は大きな影響を受けて発展をした。今度の映画もその恩恵を充分に受けていて、出てくる恐竜たちはみんな合成だ。見事な娯楽作品になっていて、自然の前に人間の無力さがテーマになっている。
前作で失敗したジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)は、イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)を呼び出して再びコスタリカ沖の島に行ってくれと頼む。今度は、ソルナ島という島にサイトBというエリアがあって、恐竜を放し飼いにしてあり、サラ・ハーディング博士(ジュリアン・ムーア)が一人で調査に向かったので合流して欲しいというのだった。恋人のサラが行っているのなら、行かないわけにはいかずジョンは引き受ける。ニック・オーエン(ヴィンス・ヴォーン)とエディ・カー(リチャード・シフ)が、同行するという。また、ジョンの娘のケリー(ヴァネッサ・リー・チェスター)も荷物に紛れ込んで付いて来てしまう。
現地に着いてしばらくすると、インジェン社のヘリコプターが大挙してやってきてローランド(ピート・ポスルウェイト)をリーダーとして恐竜狩りを始める。麻酔銃や檻や大型のジープまで装備して、恐竜を捕まえてサンディエゴに恐竜園を開こうという目的があった。ハモンドの甥で、ピーター・ルドロウ(アーリス・ハワード)が計画の立案者だった。彼らの一番の目的は、Tレックスを生け捕りにすることだった。ローランドたちが、Tレックスの子供を捕まえて怪我をさせたので、サラたちは怪我の治療をするが、親が現れて殺されそうになる。
また、マンブソグナトスやヴェロキラプトル(恐竜の名前は違うかもしれない)などの小型の肉食恐竜に襲われて逃げ回るシーンもある。Tレックスが一番怖いが、子供を育てるという解釈はなかなかおもしろい。難しいことを考えないで、恐竜を人間の追いかけっこを楽しむのが一番だ。近年の発掘成果で、色々新しい発見も出ているようなので、興味のある方は調べてみてはどうだろう。また、探せば恐竜のサイトもあると思う。
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