とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver

「身代わり忠臣蔵」を見た。赤穂事件のコメディー版といった様相である。吉良上野介（ムロツヨシ）は嫌味な殿様であった。その弟吉良考証（ムロツヨシの二役）は、兄に寄生して暮らしている坊主だ。金の無心にきては、断られいた。ところが、浅野内匠頭（尾上右近）に松の廊下で切りつけられたために、兄の身代わりになるように頼まれる。金につられて、引き受ける。

一方、赤穂藩の大石内蔵助（永山瑛太）らは御家断絶になり、浪人生活を送ることになる。歴史的事実は変わらないのだけど、ここからなんとか、悲劇を避けたいと吉良考証は考える。

吉良考証は坊主頭だから、違うというのがわかるし、ムロツヨシがうまいので間違えることはない。坊主頭の考証と大石が、事件の前から知り合いだったり、吉原でどんちゃん騒ぎをしたりして、笑うシーンもたっぷりある。

正確な時代考証など考えないで、吉良考証と使用人の桔梗（川口春奈）のやり取りを楽しむのがいい。面白かったのだ。星3個。

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