リッチウーマン　狙われた女

YouTubeの無料映画で見た。「リッチウーマン狙われた女」、原題は「THE HOUSE ON THE HILL」だ。両親の莫大な遺産を相続した娘は、精神科病院に入院している。父の死を知り、急いで退院して故郷に向かうが留守番をしているはずの弟がいない。街の人々も何も知らないと言うし、手がかりがない中、彼女の命が狙われる。そんな物語だった。

メーガン（サミーラ・アームストロング）は、夫と息子を乗せてドライブしているが脇見運転で二人を亡くしてしまう。錯乱状態になったメーガンは精神科の病院に入院する。4年後、故郷にいる両親が亡くなり、弟のゲイリーに会いたくなり、退院する。精神安定剤を常用しながら、やっと丘の上にある実家に到着する。家の中には果物もあり、生活感があって、弟の持ち物もあった。

弟の携帯に電話をかけても留守電になるばかりで、通じない。おかしいと思って、街の人々に聞いてまわるが知らないと言う。保安官のブランソン（バート・ジョンソン）を訪問するも、邸宅があるのは知っているが弟のことは知らないと言う。街のバーで聞くと、デューク（ロブ・メイズ）も知らないと言う。デュークは最近街に来たばかりであるという。

メーガンとデュークは、姉弟たちの出身高校に侵入して図書館が卒業アルバムを見つける。そこで、弟が実在したことが実証される。メーガンは弟の担任教師だったスノー夫人を尋ねる。夫人が言うには、最近街で見たと証言してくれた。でも、メーガンが去った直後に、夫人は殺される。

莫大な遺産がどれくらいのものなのか、誰がそれを横取りしようとしているのか、はっきりと描かれていない。金に困っている保安官が主犯であるのは確かなのだが、法律事務所や邸宅の管理人は何も関与していないのか、わからなかった。2019年のTV用映画だけど、まあまあの感じだった。