デンジャラス見えない殺人鬼
YouTubeの無料映画で見た。タイトルは、「デンジャラス見えない殺人鬼」だ。原題は、「RECOVERY」という。2019年公開だ。日本で公開されたかわからない。薬物中毒の治療施設が舞台で、患者や職員が何者かに殺されていく物語だ。これはなかなかすごい映画だった。心霊系ではない。
アフガニスタン従軍経験があるロニー(ステファニー・ピアソン)が吹雪の中の施設にやってくる。薬物中毒の治療施設だ。最初に携帯を取り上げられる。わてが入院経験のある精神科病院では、スマホは許可されていた。アルコール依存症の患者もいたので、どうなのか。刑務所に入る代わりに入院する治療施設なので実情はわからない。
ロニーはいっぱい勲章ももらっているが、戦場では合法的に人殺しをしてきた。施設長のテイラー先生(マイク・スター)と医師のジェシカ・バーンズ(ホープ・クラットロキー)が常駐している。冬は猛吹雪になり、外部との行き来ができない。そんな閉塞状態で、いきなりグループカウンセリングに参加させられたロニーは、話ができない。
戦場で殺害した相手の顔が目の前の人間と置き換わったりするので、食堂で二人に乱暴してしまう。テイラー先生はすぐに、刑務所に送り返すと言い出すが、ジェシカ医師は反対する。
でも、夜になってベスが行方不明になる。朝になり警備員が探して見ると、外で死亡していた。テイラー先生はロニーを拘束する。ベッドにベルトで固定する。その次の夜になると、また他の患者が死体で見つかる。そうすると、犯人はロニーではないことが明らかになる。
メグ(リズ・フェニング)が快楽殺人という症状を治すために施設に入ったことが明らかになり、次々とやっていた。これは怖い。そんな症状の患者を薬物中毒の施設に入れてはいけないだろう。誰が生き残ろのかは、実際に映画を見て確かめてほしい。
わてが思うには、患者の数に比べて職員の数が少ないすぎると疑問だった。本当に隔離する部屋は、壁だけでトイレの穴があるだけのものがある。設備が整っていないと思った。
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