とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver

記憶にございませんは、公開当時劇場で見ていない。これはYouTubeの無料映画で見た。三谷幸喜監督・脚本の作品だ。病院のベッドで目覚めた男性が、記憶を失ってしまいわけがわからない。病院をこっそり抜け出して街中でテレビを見ると、総理大臣が演説中に石を投げられて病院に運ばれていた。ベッドで目覚めた男性は、総理大臣だったのだ。

黒田（中井貴一）が病院のベッドで目覚めた。自分の名前も職業も全くわからない。街中では、史上最低の総理大臣と呼ばれていた。やがて、SPに保護された黒田は、首相秘書官の井坂（ディーン・フジオカ）と番場のぞみ（小池栄子）に記憶を失っていると吐露した。最初は記憶喪失を隠していた。首相官邸に住む、妻聡子（石田ゆり子）と長男篤彦（濱田龍臣）は、父親のあまりの変わりように驚いてしまった。

国会議事堂の隣に、政治テーマパークを作るというとんでもないことを実行しようしていた。消費税をあげて、汚職がはびこり、セクハラやり放題だったのだ。黒田は、急に常識を持っており、よき夫やよき父となっていたのだ。

官房長官の鶴丸大吾（草刈正雄）は、総理大臣が変わっても官房長官を10年間続けている影の実力者だった。黒田が突然まともな政治をやろうとすると、抵抗勢力が立ちはだかる。それと戦う様子が、コミカルに描かれている。実に爽快な物語だった。