キャッシュトラック

もらったDVDで「キャッシュトラック」(2021)を見た。原題は「Wrath of Man」だ。ジェイソン・ステイサム主演の現金輸送車の強奪をめぐる物語だ。フランス映画「ブルー・レクイエム」を原案にして、映画化されたものだ。

LAの現金輸送会社、フォーティコ警備に新人が応募してくる。パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)が応募してくる。採用試験では合格ギリギリの点数で採用された。ブレット(ホルト・マッキャラニー)と相棒になる。最初は足手まといになると思われたヒルは、輸送中に襲撃を受けるが、安々と犯人たちを射殺してしまう。同僚からは一目置かれることになるが、PTSDにならないように業務を外れる。3ヶ月後、また襲撃されるが、ヒルの顔を見た犯人が逃げてしまう。

5ヶ月前にパトリックは息子を連れて、ドライブをしていた。そこにやってきた現金輸送車が襲撃されて、車に乗っていた息子が引きずり降ろされて射殺されていた。パトリックは伝説的なギャングのボスであり、FBIも25年間追っていた。息子を殺されたパトリックは犯人を探していたがなかなか見つからない。そこで、内部通報者がいると見て、警備会社に就職したのだ。

そして、わざと手抜きをして採用試験を受けて従業員を調べていたのだった。現金輸送車の襲撃には、元軍人が関わっており、ギャングの情報網にはかからない集団だったのだ。リーダーの軍曹と呼ばれるジャクソン(ジェフリー・ドノバン)は冷静で、リーダーシップもあった。しかし、ジャン(スコット・イーストウッド)は贅沢な生活を送り、冷静さと欠くことがありパトリックの息子を射殺していた。

そんな日々、ブラックフライデーのセール期間を狙った現金輸送車強奪計画が進行していた。現金輸送車が集まっているフォーティコ警備そのものを襲うというのだ。社内で手引をするものがいて、1億6千万ドルをそっくりいただくというものだった。リーダーは今やっている仕事を続けろとか、贅沢品は買うなとか注意事項を言っている。でも、それに反しているのはジャンだった。豪華なマンションに住み、新品のバイクを所有していた。

ヒルとブレットはコンビで輸送車を運転していると、ブレッドが内通者だと漏らし、仲間になれと説得される。ヒルは承諾して、元軍人たちが輸送車に乗ってくる。そして、警備会社に入り、現金を確保に成功する。でも、ヒルはあらかじめ準備をしていた。ジャンとジャクソンとブレッドが警察の追跡から逃げ切り、ジャンだけが独り占めする。でも、ヒルはスマホを現金に隠していて、ジャンのマンションにやってくるのだった。

非常に綿密に練られた犯行計画で、緊迫感ある物語だった。見応えがあったのだ。



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