雨が降ると思って午前中散歩に出かけたら、フーちゃんがツツジの生け垣に頭を突っ込んで

雨が降ると思って午前中散歩に出かけたら、フーちゃんがツツジの生け垣に頭を突っ込んで午後から雨が降るという天気予報だったので、とらの介は午前中にフーちゃんを散歩に誘った。

いつでも散歩に行ければ満足なこの黒いワンコは、大変に喜んだ。どんどこどんどこ遠くに行こうとするフーちゃんをだまくらかして、市民文化会館の駐車場をぐるりと一周した。

のんびりと歩けるはずだったのに、フーちゃんはツツジの生け垣に何かを見つけてしまった。

何か生き物が生け垣の中か向こう側にいるのだと思う。あっちこっちに上半身を押し込んで、ジタバタしている。こういう時に尻尾を思い切り振るけど、好意を持っている意味ではなく狩猟の本能が騒いでいる意味だ。

なかなか先に行こうとすると、イヤイヤするほどの執着を示した。もう仕方がないので、しばらくやりたいようにやらせてみた。

雨が降ると思って午前中散歩に出かけたら、フーちゃんがツツジの生け垣に頭を突っ込んで
終いには尻尾だけ外に残して、全身生け垣の中に押し込んで何かを探しだした。なんとか引っ張って外に出たら、今度は駐車場の外側から探検したいと言い出した。

わては、それだけはお断りした。ゴロゴロ。



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