ソウ5

わては、「ソウ」、「ソウ2」、「ソウ3」を映画館で見た。でも、「ソウ4」はもういいかと見るのをやめていた。シリーズ物で一作抜いてしまうと、なかなか難しくてわからなくなる。

映画館から出た直後は、いやー全然わからないという感想を持った。でも、半日以上たったらなんとなくわかってきた。ジグソウ(トビン・ベル)とその協力者アマンダ(ショウニー・スミス)がいた間は、なんとか一貫性があった。でも、この後継者をジグソウが教育していくお話は、なんだか違うシリーズを見ている感覚を覚えた。

ホフマン刑事(コスタス・マンディロア)とストラム捜査官(スコット・パターソン)の戦いにお話を集中させれば、少しはよかったと思う。今回捕らわれの身になった5人の殺人ゲームと、後継者の解明に焦点を絞るべきだった。もうジグソウがどうのこうのと見せられても、普通のホラー映画になってしまうだけだ。

「今までのやり方ではなく、生き残ることを考えろ」というのなら、その生き残るという主題を強調した方がよかった。5人の男女が首輪につながれて、頭上に大きな刃がある状況から始めて、だんだん人数が減っていく。

そこにジグソウと後継者がどうして知り合ったとか、やり方を教わったのか時間軸が前後してわかりにくい。最初にストラム捜査官が意外な方法で助かるシーンがあるので、それが付箋になっていると考えることもできる。でも、もうこのシリーズは終わっていい。ゴロゴロ。

12月31日追記。その後HPに鑑賞記を書いていたら、確実に「ソウ6」はあると思うようになった。多分、わては見に行くと思う。登場人物の人間性をこれでもかというくらい抉り出すのが、見ごたえになっていると思った。

2008年12月31日 21時50分
わては、映画館で「ソウ」・「ソウ2」・「ソウ3」を見た。「ソウ4」だけはなぜか見ていなかったが、今回の「ソウ5」も充分に楽しむことが出来た。見終わった直後は、難解でなんだかわからないという印象を持ったが、今振り返ってみるとやっぱり見たくなってしまうのだ。殺人ゲームという悪趣味な内容なのだが、観客が見てしまう理由は犠牲になる人も犯人を追い詰める人もその人間性をとことん暴かれる。そこが、この映画の魅力なのだと思う。

最初にジグソウ(トビン・ベル)の後継者となった何者かに、殺人罪で投獄されたやつが大きな振り子の斧で犠牲になる。でも、それを見ていたジグソウが、そのやり方ではいけないと後継者に教えるシーンがある。どちらかを選べば、命が助かる仕組みを作らないといけないといわれる。ジグソウは「ソウ4」で亡くなっているので、この作品で登場するシーンは回想だ。

次に、「ソウ4」からの続きのシーンが描かれている。ジグソウのアジトに乗り込んだFBI捜査官のストラム(スコット・パターソン)は罠にはまり、首から上をガラスの箱で閉じ込められてしまう。そして、水が箱の中に入り込んで窒息しそうになるが、ペンで自分の気管を突き刺して助かる。瀕死で助かるわけだが、同じようにアジトに乗り込んだホフマン刑事(コスタス・マンディロア)が無傷で出てきたことに驚く。ストラムは、ホフマン刑事がジグソウの後継者ではないかと疑いを持つ。

でも、重傷で入院したストラム捜査官はいつのまにか捜査から外され、休養するように命じられる。一方助かったホフマン刑事は、昇進して捜査の責任者になっていた。ジグソウのアジトからは遺品が発見されて、元妻のジル(ベッツィ・ラッセル)がビデオテープと箱を渡される。その箱の中身がわからないので、次回作があるということだろう。

製作陣が少し変わったので、ジグソウの後継者は「どうやって生き残るかを考えろ」と犠牲者に問いかける。今回犠牲者は5人の男女で、4個の部屋が用意されている。最後まで見るとわかるのだが、別の選択肢があったことで観客は衝撃を受ける。確実に次回作があると思うので、また見てしまうのだろう。



同じカテゴリー(2008年映画)の記事
アフタースクール
アフタースクール(2018-11-01 21:40)

28週後...
28週後...(2018-10-28 06:36)

地球が静止する日
地球が静止する日(2008-12-19 14:25)

ウォーリー
ウォーリー(2008-12-09 23:14)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
ソウ5
    コメント(0)