アンダーワールド:エボリューション

2006年5月03日 22時20分
2003年公開の「アンダーワールド」の続編で、ケイト・ベッキンセイル主演のヴァンパイア(吸血鬼族)とライカン(狼男族)の戦いを描いたダークな世界観溢れるアクション映画だ。わては第一弾を見ていないが、回想シーンや冒頭の中世の先祖の物語が入っているので充分に理解可能な物語の内容だった。人間ではない化け物をやっつけるのに、最先端の兵器紫外線弾を使うなどハイテクも使っているので、説得力もある。さらに、ケイト・ベッキンセイルのボンデージスタイルのセクシーなファッションとスピード感溢れるアクションが見応え十分の作品にしている。なお監督は、ケイトの夫レイ・ワイズマンだ。

ヴァンパイアの女性闘志セリーン(ケイト・ベッキンセイル)は、一族の統治者ビクター(ビル・ナイ)が自分の家族を謀略で殺していた事実を知り復讐を果たしていた。そして、前作で両方の血を持つことになったマイケル(スコット・スピードマン)を唯一の味方として、両方の種族から追われる身になったセリーンが活躍する。そもそも、ヴァンパイアは今から800年前コウモリにかまれた騎士のマーカス(トニー・カラン)を祖としていた。マーカスには双子の弟がいて、狼に襲われてライカンになったウィリアムがいた。しかし、ウィリアムはその凶暴さゆえに一族から厳重な牢獄に幽閉されてしまった。

その幽閉に関わったのが、セリーンの家族だったのだ。セリーンにははっきりと関わった記憶はなかったが、自分が狙われているのがそのことが原因だとわかっていた。アレクサンドル(デレク・ジャコビ)というヴァンパイアのリーダーが、復活したヴァンパイアのマーカスを追跡していた。また、アレクサンドルはセリーンとマイケルという裏切り者も始末しないといけないと網を張っていた。セリーンたちは、アレンクサンドルの追っ手をかわしながら、マーカスを葬ろうと狙う。

マーカスは、唯一の兄弟で最大の敵ウィリアムを捜し出して解き放ち、自らの力を復活させることを企んでいた。だいたいそんな話を基本にして、物語は進行する。回想シーンや中世の再現シーンでは、当時の鎧や剣や建物の雰囲気がうまく描かれている。そして、アクションシーンでは相手が銃を持っていてもすばやい身のこなしで、倒してしまう。ヴァンパイアは鋭い爪を長く伸ばして武器に使い、ライカンは驚異的な跳躍と牙で攻撃する。さらに、セリーンとマイケルのベッドシーンまでおまけがあるというサービスぶりだ。ダークな雰囲気の音楽も非常に映像にマッチしている。こういう映画の好きな人には、大満足の一品だろう。


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