とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver

YouTubeの無料映画で見た。タイトルは「ブロブ／宇宙からの不明物体」だ。原題は「THE BLOB」だ。「マックイーンの絶対の危機」（1958）のリメイクで、こちらは1988年公開だ。

アメリカの田舎町の町外れに空から落下物がある。いわゆる隕石だと思う。ホームレスの男性が近づくと、液体のようなものが手にくっつく。それを見つけたデート中のメグ（ショウニー・スミス）とポール（ドノヴァン・リーチ）は、彼を病院に運ぶ。でも、ベッドに寝ている間に体の半分がなくなっていた。ポールは液体のようなものに飲み込まれてしまう。メグはハープ保安官（ジェフリー・デマン）に見たままを話すが、信じてもらえない。

不良青年のブライアン（ケヴィン・デロン）のせいだとして、彼を捕まえる。でも、辻褄が合わないので釈放する。その間にも、液体のようなものは町の人々を飲み込んで、大きくなっていく。いつの間にか、防護服を着た政府の研究機関の人間がやってきて、住民たちを隔離するようになる。その間にも、どんどん怪物は人々を飲み込んでいく。

ブライアンが釈放されたときに合流したメグは、お腹が空いたからと食堂に入る。残り物を食べさせてもらうけど、食堂の下水から化け物が入ってくる。そして、メグとブライアンは冷凍庫に逃げ込むと化け物は入ってこれない。どうやら、寒さに弱いようだ。

そこからの展開が実にうまく出来ている。実は政府が作った生物兵器が暴走していること。防護服の人間たちは、なんとかこの化け物を回収して騒ぎを収めたいという狙いがあったのだ。ここまでの設定で、もうエイリアンやバイオハザードなどと同じお話のパターンである。

人間がそんな化け物を制御できるわけがないのだ。寒さに弱いのを利用してやっつけるのだ。面白かった。