とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver

YouTubeの無料映画で見た。タイトルは「ラスト・エピソード最後の動画」だ。原題は「THE 16TH EPISODE」だ。低予算でホラー映画を作る手法としてソリッド・シチュエーションホラーというのがある。限られた空間で起きる状況の変化を工夫して撮影するものだ。「ソウ」シリーズがその典型だ。

今回の作品もまさにそれだ。舞台はモロッコのカサブランカだけど、登場人物は少ないしロケ地も数か所しかない。エイナール（エイナル・クスク）、マーク（コディ・オイヤー）、ヘレン（レベッカ・ラモン）の3人はYouTubeに動画を投稿して生活している。なんとか再生数を上げようとやっきになっている。今回は、アフリカモロッコのかサブランカに来た。そこで、フラジール夫人（ロジーネ・ヤング）が管理する屋敷を拠点にして撮影を行う。

最初はカサブランカの街中でロケをしていたけど、単なる観光になっている。もっとなにかないか探していたら、自分たちが寝起きをしている屋敷で怪しい現象が起き始める。それをビデオに撮影しながら、映画は進む。タリーク（アブデラフィフ・チャウキ）を観光ガイドに頼み、結婚式に行くことになる。でも、到着した先では結婚式はなく、怪しげな踊りが繰り広げられていた。

そこから、ヘレンがまずおかしくなりだす。一番やばいのはフラジール夫人で、6年毎に新鮮な魂を与えると何かの命を永らえさせることができると言っていることだ。ガイドのタリークは夫人の手下で、指示通りに動く。エイナールとマークを棺桶に入れて埋めてしまう。エイナールは息を吸うホースがついていたので、なんとか地上に出る。そして、マークも掘り出す。

その後、食肉処理場に向かいいよいよ魂を捧げる儀式が行われる。エイナールがなんとか抜け出して、夫人をスコップで殴り倒しヘレンを救い出す。そして、マークが持っていたビデオカメラを取りに戻ると、男たちに閉じ込められて抜け出せなくなる。そこでエイナールは男たちに立ち向かうシーンでYouTubeの動画が終わる。再生数が爆発的増えているシーンで映画も終わる。

いかにも作られた感じが満載で、今ひとつだった。