ローガン・ラッキー

ほとんど落ちこぼれの大人たちが一発逆転を狙ってレース場をの金庫を破る物語だ。スティーヴン・ソダーバーグが監督業に復帰して撮影した。やめると言っておいてまたやるのはよくある話だ。鉱山で働くジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は足が不自由で首になる。妻に逃げられて職も失ったジミーは、強盗計画を思いつく。NASCARのレース中に金庫に貯まっていくる金を盗み出すという大胆不敵なものだ。

弟のクライド(アダム・ドライヴァー)は戦争帰りで片手が義手で、バーテンをしている。妹のメリー(ラリー・キーオ)とともに仲間にしてどうしようと考える。素人集団だけでは心もとないので、金庫破りのプロのジョー・バング(ダニエル・クレイグ)を仲間にしようと言い出す。でも、ジョーは捕まって刑務所で服役中だ。そこで、刑務所に面会に行って、刑務所から脱走させるからと言って承諾させる。

兄弟喧嘩ばかりしているおバカな連中で、掛け合いも漫才みたいだ。そんなやつらが金庫破りなんてできるのかと疑問に思う。絶対に捕まるだろうと観客は思っている。ところが、弟がわざと店に車で突っ込んで刑務所に入り、囚人たちのボスに協力を頼んで本当に脱獄してしまう。もう驚いてしまう展開だ。

実際に金庫に金を送り込むパイプまでたどり着くけど、これで本当にできるのかとますます怪しくなる。それでも、なんだかんだで金をいただくことに成功するのだ。これにはびっくり仰天した。しかも、金を全部持って帰るのではなく、必要な分だけ取っていく。しかも、刑務所で協力してくれた囚人たちへの分前も忘れない。

おバカなように見せておいて、実は周到に計画していたということがあとでわかる。これにはやられてしまったと思った。

この映画も2017年に見たけど、記事を書いているのは2019年だ。


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