西郷どん 43回 「さらば、東京」

西郷どんを見ている。

朝鮮への使節派遣という事柄を大久保がひっくり返そうとしていた。

西郷さんが朝鮮国へ行ったら、戦になると言い出す。異国を知らない人が行ってはいけない。

今は富国強兵をするのが急務である。日本国中に工場や鉄道を作り、産業を起こすのが大事だ。
朝鮮に国交を樹立するために行くのだ。居留民2000人の運命はどうなるのだと言う。見殺しにするのかと西郷が言う。

望み通りに朝鮮国に行ってこいと岩倉が言ってしまう。こうなってしまっては辞職するしかないと大久保が言い出す。
大久保も岩倉もやめると言い出して出ていく。すると、三条実朝が倒れてしまう。

鹿児島にも旦那様が朝鮮国に行くということが伝わっていた。

10月18日になる。閣議は中止になる。

大久保が恐ろしいことを企んでいると三条実朝が西郷に伝える。数日後に閣議が開かれる。
岩倉が太政大臣代理になる。天子様にお伝え下さい。「西郷が命を落とすかもしれないと」と伝えてください。
朝鮮国使節派遣はお見送りになったという。どういうことですか。
岩倉様、我らの行った議論の意味がないということは我らがここにいる意味がない。我ら一同、天子様のお言葉に従います。
しかし、朝鮮国にいる居留民のことをよろしく頼みます。あとはよろしくお頼み申します。といい西郷は去っていく。

明治6年10月24日政府に辞表を届け出た。江藤新平、後藤象二郎、板垣退助らも政府を去る。

木戸は、西郷くんはそんな男ではない」と言って岩倉の酒席から出ていく。
木戸くんにはどうしても政府に残ってもらわないといけない。と西郷が言う。よろしゅう頼む。

大久保が帰ってくると、西郷が待っていた。

薩摩に帰る前に立ち寄ったのだという。大久保はあいたくなかったみたいですね。
おいは土俵際で岩倉様にまんまとしてやられた。おはんは、頭が一番よかった。おれには理想とする政府がある。それを邪魔するものは排除する。お前の人を信じるやり方は好かん。面と向かって話せばわかるのに、回りくどいことをするのか。

ずっと二人でやってきたのだ。あの頃は何度も助け合ってきた。それをどうして大久保を悪めというのか。おいの負けじゃ。お前のやり方でとことんやれと言う。おれは鹿児島で畑でも耕して暮らすと言う。
これが最後の別れになるのか。日本中に鉄道をしくなら、薩摩はあっという間に来れる。待っているからな。

大久保が涙を流している。

父隆盛たちは翌朝旅立ちました。これが最後になるとは知るよしもありませんでした。
西郷信吾も別れを言いに来た。

大久保利通は西郷と同じ町で育った。三年坂のあたりに屋敷を建てた。そこは、外国人を招待する場所にもなった。高輪の別邸には、欧米から持ち帰った果物が植えられていた。高輪の別邸は憩いの場であった。


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