マッドマックス:フュリオサ

マッドマックスシリーズの5作目で、マッドマックス:怒りのデスロードに登場したフュリオサの若き頃を描いた映画だ。前作の前日譚という内容になっている。フュリオサが少女の頃から、イモータン・ジョーの片腕となるまでの過程を、派手なアクションで魅せてくれた。物語の展開やアクションの見せ方は、前作を同じであり、新しいことはあまりない。公開初日に行ったのに、金曜日だったのでお客が少なめだった。びっくりしたとか、ワクワクしたという感じがあまりない。

フュリオサは果物が自然に実る豊かな土地で暮らしている。全世界が不毛の土地と化しているので、そんな芳醇な土地は珍しいし、他の部族に狙われておかしくない。案の定、バイクに乗った集団がやってきて、フュリオサは誘拐されてしまう。ディメンタス(クリス・ヘムズワース)の集団に拐われて、母親を殺される。ディメンタスは放浪集団であり、しっかりと基地を持つイモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)たちとは敵対する。

フュリオサ(アニャ・テイラー・ジョイ)は、イモータン・ジョーたちに捕まってしまい、子分にされる。度胸もあり武器も使えたので、フュリオサは頭角を表す。イモータン・ジョーの幹部になって、ディメンタス率いる放浪集団と対決することになる。でも、フュオリサはいつも不機嫌で周りに心を許さないし本音を言わない。ディメンタスもイモータン・ジョーもみんな滅ぼしてしまいたいと考えているかもしれない。

セリフが少ないし、誰に裏切られるかわからないので見ている観客も予想ができないのだ。パラシュートで空中から攻撃したり、飛び道具はたくさん出てくる。登れない急坂をバイクや車で登攀してしまうシーンもある。アクションの種類は多いのだ。誰に肩入れしたらいいかわからないので、ついていくのがやっとであった。しかも、敵味方が入れ替わるので、迷子になってしまった。

今ひとつ熱中できなかった。★2個。

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