血塗られた予定表

YouTubeの無料映画で見た。タイトルは「血塗られた予定表」。原題は「TICKING CLOCK」だ。2011年のビデオ公開作品だ。連続殺人犯が発生してそれを追いかけるルポライターと犯人の攻防を描いた作品だ。最初は本当に連続殺人が起きていると思い込むので、なかなか面白かった。
でも、途中から仕組みがわかるとどうも納得できなくなった。というか、この作り方でやるとなんでも可能になるから歯止めが必要だと思う。

1999年2月20日、母親が殺されて幼児が一人残された。その幼児はジェームズ(オースティン・アブラハム)という孤児として後に登場する。2011年4月17日にフェリシアという検事補が殺される。その日の昼間にフェリシアと会っていたのが、ルポライターのルイス・ヒックス(キューバ・グッティング・Jr)だった。第一発見者はそのルイスだった。さらに、犯人らしい男を追いかけて乱闘になるが、ルイスは気絶してしまう。

4月18日には次の犠牲者が出てしまう。そして、警察は第一発見者のルイスを疑い始める。そして、ルイスは乱闘現場に戻り調べると謎のノートを見つける。そこには、今までの殺人の記録に加えてこれからの予定も書かれていた。そして、血液のついた衣服の布を見つける。さっそくルイスは知り合いの検査官に頼んで血液鑑定と布の調査を依頼する。

これを担当の刑事ではなく、知り合いの刑事に頼むので話がややこしくなる。血液鑑定の結果、孤児院にいる10歳くらいの少年のものだとわかる。でも、少年がそれらの殺人をできるわけもない。親子か双子かと色々疑問が起きるけど、なんと真相はタイムトラベルというとんでもないものだった。

母親の殺人現場で保護された赤ん坊がどのような大人になるかなんて、決めつけるのは無謀である。一つの可能性としては、天才的な数学の才能によってとんでもない発明をするかもしれない。それをこの製作者たちの意向でこういう物語を作ってもいいだろう。でも、わてはタイムトラベルという飛び道具を使うのは禁じ手だと思う。見ている間はかなり面白かったけどね。



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ヴィランズ(2025-01-17 15:25)

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