リボルバー・リリー

DVDで持っていた「リボルバー・リリー」(2023)を自宅で見た。2023年日本アカデミー賞主演女優賞を受賞している。主演の綾瀬はるかはかなりアクションができる女優である。大河ドラマの八重の桜もあったし、得意なのだ。時代は関東大震災の翌年で、1924年(大正13年)が舞台である。第一次世界大戦から10年後であり、一旦戦争が終わった時代だ。

秩父の洋館に正体不明の男たちが押し入ってくる。当主の細見欣也の居所を白状しなかったので、全員が射殺される。縁の下にいた息子細見慎太(羽村仁成)は逃げ出して、国松の小屋に逃げ込む。父が息子にお前だけ逃げろと言い、「玉ノ井の小曾根百合(綾瀬はるか)を訪ねろ」と言い残す。新聞でその事件を知った百合は、単身秩父へ向かう。

すると、屋敷には陸軍の兵隊がおり密かに列車に乗り、東京に戻ろうとする。でも、そこで細見慎太を見つけて、列車から飛び降りる。追ってから逃れた二人は、なんとか東京に戻る。陸軍が狙っているのは、細見欣也の資産1億6千万のお金だった。その金は細見が投資で陸軍の助けを借りて儲けた資金だったのだ。戦費として使いたい陸軍は必死になって、口座の秘密を知ろうとする。

小曾根百合は中国で、スパイとして訓練を受けて、射撃の名手だった。回転式けん銃の使い手だ。百合と慎太は、海軍の山本五十六(阿部サダヲ)にその資金を提供する代わりに、身の安全を保障してほしいと提案する。海軍省の建物にたどり着こうとする二人と、それを阻止する陸軍の間に猛烈な戦闘が起きる。

西部劇みたいな展開で、見ごたえたっぷりだった。陸軍は早く戦争を起こしたかったけど、海軍はなんとか冷静になろうとしていた。でも、結局それは防ぐことができなかったのだ。



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