入曽精密、0.3mmのサイコロで職人に笑顔を

TBS「夢の扉+」で、「入曽精密の斎藤清和さんのMC造形技術」が紹介された。埼玉県入間市の武蔵工業団地内に入曽精密という会社がある。そこの社長の斎藤清和さんは、東京大学や各地の講演会場を飛び回っている。0.3mmのサイコロや薔薇の花や仏像を作って、その技術力を世界中に知られる。そのサイコロは一個20万もする。それを0.5mmのシャープペンシルの芯の上にのせることもできる。

1970年に父によって設立された会社は昔ながらの鉄工所だった。斎藤清和さんは建設会社に入るが、どうも合わないので退社して実家の工場で働く。ただばくぜんと仕事をしていたが、将来への見通しがない。そこで技術書を立ち読みして、日本一の技術屋になることを決意する。もともと金型を作る機械を扱っていたけど、それで物体そのものを加工することを思いつく。

10年後、大手医療メーカーから米粒よりも小さい部品の発注を受ける。でも大手医療会社からは特に賞賛の声がない。それは、なんでこんな小さい町工場がそんなことをできるのかというジェラシーからだった。その後、斎藤さんはデモンストレーションとして、0.3mmのサイコロや微細な薔薇や仏像を製作する。マニシングセンターという機械を扱う職人は300万人いるが、その中でただ一人の存在になる。

0.3mmのサイコロの作り方を斎藤さんは、テレビで公開した。まず直径1cmの立方体の金属を上から削り始める。ピラミッドの一番上には、0.3mmの立方体がのっている。それを一番下の高さ1cmまで削る。上向きの部分には6の目が彫ってある。次に残っている4面に2から5の目を彫る。最後に四角形のくぼみがある金型で頂上部分をはめ込んで取る。最後に1の面の表面を平らにして、1の目を入れる。

斎藤社長は、入間市を中心にした職人集団「チーム入間」を作る。現在チーム入間に所属しているのは、入間市で3社・飯能市で1社・瑞穂市で1社だ。入曽精密では、CAD/CAMをマニシングセンターという機械で活用している。また、使われているのは0.06mmのボールエンドミルという部品で削りだしを行う。新しい試みとして、3D分析装置で人間の顔などを記録して金属加工するリアルレリーフスタジオ/ビレット削りだしパーツ&アートという分野にも乗り出している。



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