レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

2004年03月10日 11時27分20秒
「エル・マリアッチ」シリーズで成功し、「スパイ・キッズ」シリーズでその地位を確立したロバート・ロドリゲス監督の「エル・マリアッチ」シリーズ第3弾だ。一人で、監督・製作・脚本・撮影・編集・音楽・プロダクションデザインまで全部自分でやっている才人だ。アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエックを始め、ジョニー・デップやミッキー・ローク、ダニー・トレホなど豪華なキャストを揃えたお祭り映画になっている。

壮絶なガンアクションと、ラテンの血がたぎるような音楽を存分に楽しむことができる。エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)には、銃弾の雨を潜っても不死身である。スタイリッシュな射撃とアクション、そして彼の引くギターのアコースティックな響きが心地よい。ガンマニアにとっても、登場する各種の銃器は垂涎ものだ。

CIAの悪徳捜査官サンズ(ジョニー・デップ)が、両目を潰されてサングラスで隠して、子供に手を引いてもらいながら、クーデターの真っ只中に連れて行ってもらう。そして、音だけを頼りに戦うシーンは見物だ。

メキシコでクーデター計画を察知したCIA捜査官サンズ(ジョニー・デップ)は、伝説のガンマン・エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)を探し出す。サンズは、クーデターの首謀者であるマルケス将軍とスポンサーの麻薬王バリロ(ウィレム・デフォー)の暗殺を依頼する。マルケス将軍に、エル・マリアッチは愛するキャロリーナ(サルマ・ハエック)と娘を殺された仇だった。

サンズのほんとうの狙いは、クーデターは成功させバリロがマルケス将軍に払う2000万ペソの強奪だったのだ。元FBI捜査官や情報屋、サンズに逆らう使い走りのククイ(ダニー・トレホ)なども入り乱れて裏切りや寝返りの騒動が繰り広げられる。このストリー展開は、非常にスピーディーでテンポがいい。ここは、単純にドンパチを楽しむに限る。

メキシコ大統領が、こんなに簡単に襲われていいのかなどという突っ込みはなしにして、単純に主人公になりきろう。映画館を出る時は、ギターと射撃の名手になっているかもしれない。それにしても、ジョニー・デップは今乗りに乗っている。アントニオ・バンデラスを食ってしまっている。



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