アイアンマン

マーベル・コミックの「アイアンマン」を映画化した作品だ。わては見ていて、モビルスーツを着た日本のアニメの実写版のような錯覚を覚えた。日本のアニメに登場するモビルスーツは巨大だけど、こっちはほぼ等身大で体験している感覚が得られた。

世界の軍事工場であるアメリカがこういう自分たちの兵器を破壊する映画を公開するのは、よほど国内で厭戦(えんせん)気分があるのだと思う。苦悩するヒーロー物が多かった実写化だが、この映画は同じ兵器製造会社内に悪者を登場させている。この設定が、観客に与えるイメージをよくしている。

わてが気に入ったのは、アフガンゲリラの基地でガラクタを集めて作ったマーク1、アメリカに帰国後試行錯誤しながらできたマーク2、そして色々な欠点を修正しながら完成したマーク3と徐々に進化していくメカニカルな部分だ。その作り方が、小さな部品の一つ一つにこだわっているので、リアルな描写が可能になっている。鉄人28号などから続いてきたロボットが好きな人には、たまらない映画だ。ゴロゴロ。

映画の配役やあらすじは、後日HPで書く映画鑑賞記に任せて、この映画の魅力をもう少し紹介する。映画の冒頭で、アメリカ軍の車列がゲリラから襲撃を受ける。軍人たちから白い目で見られていた兵器製造会社の社長は、一人山岳地帯の隠れ家に連行される。そして、現地でデモンストレーションした兵器を作れと命令される。殺されることは明白なので、ゲリラ基地にあった自分の会社の商品(兵器)から、パワードスーツを手作りする。

子供のころから機械いじりの好きだった彼は、ゲリラの目を盗んでマーク1を作ってしまう。その過程が、子供のときにした遊びの延長にあるのが実にいい。その後、ヴァージョン2・3を進化させるのも、楽しそうに作っている。映画を見ている観客は、その楽しさを共感できるので、彼が空を飛んだり戦闘機とバトルをしたりするのを体感できる。「アイアンマン」最高なのだ。ゴロゴロ。



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この記事へのコメント
6日のパーティーではご挨拶だけで

失礼しましたアメコミ大好きなので

アイアンマンには期待してます

またブログを拝見させていただきます
Posted by Buddy A at 2008年10月09日 11:16
Buddy Aさん、こんにちは。
アイアンマンは、マニア向けのおもしろい映画です。特に男の子には、たまりません。
ゴロゴロ。
Posted by とらちゃんとらちゃん at 2008年10月09日 11:36
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