奈良県立橿原考古学研究所、箸墓古墳と西殿塚古墳の3D調査に成功

奈良県立橿原考古学研究所、箸墓古墳と西殿塚古墳の3D調査に成功
奈良県立橿原考古学研究所は、3次元航空レーザー計測によって箸墓古墳と西殿塚古墳をヘリコプターからレーザーを照射して3D立体図を作り直した。

邪馬台国の卑弥呼の墓という説もある奈良県桜井市にある「箸墓(はしはか)古墳」と、天理市にある「西殿塚(にしとのつか)古墳」を3次元航空レーザー計測で赤色立体図を作成した。現在両古墳とも宮内庁の管理におかれ、研究者の立ち入りは禁止されている。

そこで、奈良県立橿原考古学研究所はアジア航測株式会社の協力で、ヘリコプターからレーザー光線を500mの高度から時速70kmで飛行して照射した。レーザーの出力は400kHZで、井桁(いげた)状に飛行した。

箸墓古墳は、後円部が5段で前方部が3段になっており、側面にも段があることがわかった。

プレスリリース、箸墓・西殿塚古墳の赤色立体地図の作成(pdf)参照。


また、西殿塚古墳は、後円部東側が3段・西側4段。前方部は、東側3段・西側4段であった。また、中央にはくぼみがあることが発見された。このヘリコプターによるレーザー照射による3D立体図の調査は、古墳を傷つけることなく空中から測定できるのが強みになっている。

今回は時速70kmという速度であったけど、そのほかの飛行手段を使うのも一つの方法だろう。たとえば、気球とかリモコンのヘリコプター、背中にエンジンを背負うようなやつとか。どうなんだろう。ゴロゴロ。

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