ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey

DCコミックの悪役の中の一人でジョーカーの恋人だったハーレイ・クインが主人公になった作品だ。元精神科医ながら自分に降りかかる災難は力と頭で強引に取り除くハチャメチャな女性で、仲間になるのも女性だ。それも世の中からドロップアウトした経歴の持ち主ばかりが登場して、男性中心の社会に風穴を開ける。ゴッサムシティを牛耳る悪の親分は男性であり、痛快にやっつけてくれる。

ファッショナブルでノリノリの音楽に乗って、派手なアクションを繰り広げてくれる。これがまた格好いいから見ていて楽しいのだ。ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は孤児院から精神科医になった努力の人だったけど、ジョーカーと恋に落ちて人生が180度変わってしまう。さらにカリスマと別れてしまったので、大勢の敵から命を狙われる。ブラック・キャナリー(ジャニー・スモレット=ビル)は凶悪なブラック・マスク(ユアン・マクレガー)のバーで働く歌手だったけど、運転手に抜擢される。

腕は立つけど出世コースから見放された刑事レニー・モントーヤ(ロージー・ペレス)は、ハーレイ・クインを追跡する立場だったけどいつの間にか仲間になっている。スリが得意な少女カサンドラ・ケイン(エラ・ジョイ・バスコ)は悪党から大きなダイヤを盗んでしまい、追われる立場になる。そして、ボウガンと使う殺し屋ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、バイクに乗って突然やってくる。

大きなダイヤが欲しいブラック・マスクは街中の悪党を集めて、カサンドラを追いかける。少女を守るために仲間になって4人の女性が色々工夫しながら男性たちをやっつけるのが愉快痛快なのだ。力で押さえつけるしか能がない男性と比べて、彼女たちは頭を使って対抗する。スカッとする結末は気分がいい。bird of preyの意味は猛獣とか猛禽です。つまりペットにしているハイエナみたいな感じだ。

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