トワイライトゾーン・超次元の体験

2002年10月25日 18時11分44秒
テレビシリーズ『トワイライトゾーン』の映画版です。NHKのBSで放送されたやつを録画しました。1983年公開のアメリカ映画です。監督はジョン・ランディスが導入部のプロローグとセグメント1、スチーブン・スピルバーグがセグメント2、ジョー・ダンテがセグメント3、ジョージ・ミラーがセグメント4を監督しています。
どれも短編だけど、よくできた作品になっています。ほんとうにおもしろいね、これは。

プロローグ(REALLY SCARY「本当に怖いもの」という意味)は、夜の道路をヒッチハイカーを拾った男が、ドライブをしているお話だ。そのヒッチハイカーが、「もっと怖いものを見たくないか」と聞くのだ。なかなか、怖いよ。
セグメント1(TIME OUT「偏見の恐怖」)は、人種的偏見の強い男が逆に差別される立場になってしまうというお話。主人公ビル(ビッグ・モロー)は、黒人が大嫌いな白人だった。酒場でいがみ合いになりそうになった所を友人に止められる。そこで、酒場から外へ出ると現実でない世界が待っていた。ナチス、K.K.K.、ベトナムと次々に差別される方になるのだから、たまらない。

セグメント2(KICK THE CAN「真夜中の遊戯」)は、老人ホームでのお話。ブルーム(スキャットマン・クローサンズ)は、不思議な力を持った老人として登場する。「遊ぶのをやめた日から人は年老いていく。私は現在のままで気持ちだけ若くしようと決めた。」こういうことを話して、他の老人に若返りたいか問いかける。この話は、ほんとに不思議な寓話です。
「次の誕生日を8歳で迎えたいか、80歳で迎えたいか」と最後で聞くのだ。これはねえ、人生の意義や人間の尊厳という事が、テーマになっているからすごいですね。非常におもしろい。

セグメント3(IT'S A GOOD LIFE「こどもの世界」)は、ヘレン(キャスリーン・クインラン)がある日奇妙な子供に出会う事から始まる。子供の世界は純粋な分、残酷な面もある。『グレムリン』の監督の作品だから、やりたい放題やっています。これも、怖い話だ。

セグメント4("NIGHTMARE AT 20,000 FEET「2万フィートの戦慄」)は、飛行機嫌いのバレンタイン(ジョン・リスゴー)が体験する飛行機の中での恐怖を描いた作品だ。これの監督は『マッド・マックス』を作った人だ。『乱気流・タービュランス』を見た後なので、余計に怖かった。

たまりません。もう、大満足だ。満腹だ。


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