レッド・オクトーバーを追え!

2002年09月14日 16時46分20秒
トム・クランシー原作小説の映画化一作目の作品だ。2002年8月公開の『トータル・フィアーズ』は、四作目だ。何回も見た映画だけれど、やっぱりシリーズ化するとだんだんマンネリになっていくのね。非常に新鮮です。1990年公開だからずいぶん昔だけど、今からすると物語が単純だからおもしろい。

1984年11月、ソ連からタイフーン級潜水艦レッド・オクトーバーが出港する。その潜水艦は、戦略核ミサイルを搭載し、キャタピラーと呼ばれる水中ジェットみたいな推進装置とスクリューの二つの推進装置を持つものだった。キャタピラーを使うとソナーでの探知が難しいという高性能の潜水艦であった。その艦長マルコ・ラミウスにショーン・コネリー、副長ボロディンにサム・ニール。CIAのアナリスト、ジャック・ライアンはアレック・ボールドウィンで、その上官グーリア提督にジェームズ・アール・ジョーンズ。レッド・オクトーバーに対抗する米潜水艦ダグラスの艦長マンキューソにスコット・グレン、そのソナー担当水兵ジョーンズにカートニー・B・バーンズなどが主な配役である。監督はジョン・マクティアナンで、以後の監督フィリップ・ノイスではない。それと、ジャック・ライアンは結婚していて、その子供でサリーという女の子は5歳である。

ラミウスは最初から亡命するつもりだったが、それを知るのは数人の腹心だけであった。レッド・オクトーバー出港時から、米潜水艦ダグラスは追跡していくがその目的を図りかねていた。米大統領補佐官は、ソ連大使を呼んで問いただすが最初は「行方不明」だと説明する。しかし、事態はソ連艦隊と米軍艦隊が大西洋上で、対峙し合うという緊迫した所まで来ていた。ジャック・ライアンは、ラミレスの残した手紙やレッド・オクトーバーの奇妙な動きから、潜水艦ごと亡命を企てていると推測する。

そこでライアンは、ヘリで米潜水艦ダグラスに乗り込むのだからたいしたもんだ。もう一度ソ連大使を問いただすと「艦長が錯乱してミサイルを発射するかもしれないので、捜索に協力をお願いする」と言い出して、さあたいへんだ。ここからがおもしろい。
潜水艦同士の海中での戦闘もあるし、ソナー技師のやりとりや、魚雷の近づく緊迫感、いいですね。
ショーン・コネリーが一番いいのは当然だけど、ライアン役のアレック・ボールドウィンもなかなかです。ハリソン・フォードと比べてはなんだけど、ベン・アフレックとはいい勝負です。

グーリア提督のジェームズ・アール・ジョーンズも存在感があっていい。
難を言えば、レッド・オクトーバー内の会話が最初は英語なのに、ライアンたちが合流するとロシア語になる所はおかしいよ。それとビデオ鑑賞の場合、その映画の公開時期を考慮しないととんちんかんなことになる。これは、しょうがないか?



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