プラネット・テラーinグラインドハウス

2007年10月8日 16時5分
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が、昔のグラインドハウス方式の映画に敬意を払って製作した作品のロドリゲス監督の方の映画だ。タランティーノ監督の「デス・プルーフ」はかなり突飛な作品だったが、こちらの方も相当ぶっ飛んだ内容の映画だ。両作品とも、マニアの方だけにお勧めする。わてはロドリゲス監督の、化学兵器を題材にしたこっちの方が起承転結がしっかりとしていると思った。どっちが優れているとか、そういう問題は野暮な言及だと思う。とにかく、見て楽しければいいのだ。また驚くべきことに、監督が一人で整作・脚本・撮影・編集・音楽とすべてやっていることだ。

本作の宣伝で主演のローズ・マッゴーワンが義足の代わりにマシンガンを付けてゾンビを撃ち殺すシーンがあるが、それはエンディングの方に少しでてくるだけで参考にならない。映画は、なにやら怪しい取引現場から始まる。人相の悪いやつらが工場跡で待っていると、軍用トラックに乗ってマルドゥーン部隊長(ブルース・ウィルス)らが降りてくる。そして、約束が違うと因縁をつけて、部隊長は取引相手を男性にとって残酷な方法で殺してしまう。その時点では、これから何が起こるのかわからない。

その後、テキサスの田舎町の病院でブロック医師(ジョシュ・ブローリン)が、救急患者を次々に診ていくシーンになる。彼は同じ病院で働く医者で妻のダコタ(マリー・シェルトン)が、浮気をしていると疑っていた。それで、仕事の合間に監視をしていた。同じ頃、ゴーゴーダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は、仕事場のバーで踊りを男たちに見せていた。そこに、別れたばかりの恋人レイ(フレディ・ロドリゲス)が姿を見せる。わてはこの辺で、何が始まるのかおどろおどろしい雰囲気を感じていた。

ブロック医師の病院には、原因不明の感染症の患者が次々と運び込まれて大混乱になる。患者はなすすべもなく体液を吐き出して、ゾンビに変身して他の人間を襲い始める。接触感染をする病原体のようで、ダコタは自宅に逃げ帰り息子のトニーと車で逃げる。ゾンビが街中にいる中で、奇跡的に逃げていく。また、ゴーゴーダンサーのチェリーはレイに助けられて逃げるが、保安官のヘイグ(マイケル・ビーン)に捕まるが、ゾンビが襲撃してきて共に戦うことになる。

保安官たちとダコタたちは、保安官の弟で食堂を経営しているJT(ジェフ・フェイビー)のところへ集まる。その時に、チェリーは足を食いちぎられる。病院で机の脚を義足代わりにする。郊外にある食堂とはいえ、次々と出現するゾンビはきりがない。銃や鉄パイプなどで致命傷を負わせると、ゾンビは死ぬ。でも、接触されただけで感染するのだからだんだん追い詰められていく。そして、根源がマルドゥーン部隊長が陣取っている軍の基地で開発された生物化学兵器であることがわかる。

JTの食堂から逃げ出すときには、特別チューンのハーレーと車が用意されて飛び出していく。チェリーの義足は、最後の決戦に備えてマシンガンに交換する。全く、えげつない表現がいっぱいなので普通の方にはお勧めできない。細かいところに凝っているので、映画マニアの方は見ておいたほうがいい。


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