ワイルド・スピード

2005年11月1日 16時04分
2001年公開、ヴィン・ディーゼル主演・ロブ・コーエン監督のストリートゼロヨンレースを題材にした映画だ。日本車を中心に改造費に1万ドル以上を掛けて、極端な方法ではニトロを燃料にした車も登場する。アメリカで大ヒットして、それを真似する若者が登場し、社会問題になった。アメリカのムスタングなどは全く登場せず、スカイラインやRX-7やランエボなどで、バイクも日本製のようだ。物語は全くお話にならないので、スピード感を味わうだけの映画だ。また、この映画をモチーフにしたゲームは人気があるようだ。

ロスアンジェルスでは、港から輸送されるコンテナ車が黒い色の集団に強奪される事件が頻発していた。ブライアン(ポール・ウォーカー)は上司の指示で、ゼロヨンレースをしている若者の集団に潜入捜査を行う。ドミニク・トレッド(ヴィン・ディーゼル)の率いるチームに潜入するために、彼らの立ち寄る自動車部品の店で働き出し、ドミニクの妹ミア(ジョーダナ・ブリュースター)が働いているカフェにサンドウィッチを食べによっていた。

自分でも車を用意してゼロヨンレースに参加したブライアンは、ドミニクのチームの一人と戦って負けてしまう。それでも、なんとか仲間にしてもらいドミニクの家にも招待されるようになる。ドミニクのチームと敵対関係にある中国系のジョニー・トラン(リック・ユーン)のチームは、銃を携帯していていざとなるとぶっ放す野蛮さを持っていた。ブライアンは、ジョニーたちが怪しいと見て上司に報告して、逮捕してみるが空振りに終わる。

そうなると、怪しいのはドミニクのチームだが証拠がないので手が出せなかった。砂漠の空港で、誰も邪魔されず行われるレースは迫力満点だ。メカニカルな詳しい描写が今ひとつだし、単純にストレートでのスピードだけを競うのも単純だ。最後の方までブラアイアンの正体がわからずにお話が進み、ラストでミアをほんとうに愛してしまったというのは都合がよすぎる。

2018年10月24日追記。
このシリーズは最初こういう評価が大多数だったと思う。

でも回を追うごとに違う感じになっていく。仲間との絆を大切にするというテーマが出てくるのだ。

ポール・ウォーカーが亡くなった作品では、お気楽な娯楽作品が涙を誘う感動作に変わってしまったのだ。


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