ランボー ラスト・ブラッド

シルヴェスター・スタローンのベトナム戦争帰りの元兵士が活躍する「ランボー」シリーズの第5弾だ。1982年の初作から、実に38年経過してしまった。もう孫がいてもおかしくない年齢になっている。故郷に帰った時に排斥されたり、ベトナムの現地に向かったり、アフガニスタンに行ったり、ミャンマーで活躍した。今度は、知り合いの孫娘を救うためにメキシコに遠征する。

もう実年齢74歳になるスタローンは、とてもそんな老人に見えない。実際の姿はわからないけど、元気である。そして、闘争心の塊だ。大学進学を控えた孫娘ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)は、祖母やランボーの言うことを無視して家出した父を訪ねてメキシコに行ってしまう。無法地帯に入っていくと、目つきの悪い連中がたむろしている。友人に案内されて父に会うけど、追い返されてしまう。そして、友人に誘われたクラブで人身売買の組織に拉致される。

薬物を打たれ売春を強要される。ランボーは救出に向かい、強引に連れ出すがアメリカの自宅に着く前に亡くなってしまう。組織は面子を潰されたとランボー襲撃のために、国境を超えてアリゾナにやってくる。それを待ち構えていたランボーは、牧場にトンネルや罠を張り巡らせている。

組織の連中は冷酷非道だし、ランボーもそれに対抗するために鬼になっている。もう死んでもいいくらいの覚悟で、組織を壊滅させとうとする。ジャングルや岩山地帯での戦いに精通しているランボーは、ゲリラ戦が得意だ。組織の連中を一人一人始末していく過程はすごい執念を感じる。

ラストで腹に銃弾を受けながら馬で去っていくのは、「シェーン」へのオマージュだろう。過去シリーズの映像が流れるので、懐かしく思った。それがすべてわかるなら、なかなかの映画ファンということになる。星4個。

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