京都大学防災研究所中北英一教授のゲリラ豪雨観測

TBS「夢の扉+」で、「京都大学防災研究所の中北英一教授のゲリラ豪雨観測」というのを見た。中北研究室は、京都大学防災研究所の気象・水象災害研究部門に属している。文部科学省科学研究費助成金制度に採択されたのが、今回紹介された内容だ。学部は工学部で、地球工学科土木工学コース防災工学水文気象工学という専門分野だ。

中北教授らが現在取り組んでいるのは、ゲリラ豪雨を気象レーダーだけで予測できるようにするというものだ。雨雲を見つけては風船にビデオカメラをつけて空に飛ばすことを繰り返すのだ。雨滴粒径分布、降水粒子種類などのデータを蓄積させて、地形型降雨の予報も可能にしようとしている。

この研究のきっかけは、神戸市の都賀川周辺で4年前におきた集中豪雨だった。午後2時36分から2時40分に降り出した雨で、午後3時には川の水位が1メートル以上上昇したのだ。その日、都賀川上流で気象レーダーで小さな雲があった。怪しい雲だった。ゲリラ豪雨のメカニズムを解明しようと思った。

沖縄でビデオゾンデを打ち上げているときは海に落下するので、落下地点は問題にならない。ところが、宇治キャンパスで実験するには宇治で打ち上げて、奈良の山の中にうまく落とすことが求められる。気圧と高度を感知できるようにして、風船を切り放す仕組みを作った。そして、9500m上空で風船を切り放して予定した地点よりも5km手前の山中に落とすことができた。

九州で集中豪雨があったようにこの研究の成果は一刻も早く求められている。中北研究室では、全球気候モデル(GCM)や領域気候モデル(RCM)も取り入れて多面的にゲリラ豪雨の予報を出すことを目指している。テレビ番組では詳しい解説がなかったけど、実際には具体的に研究されているのだと思う。



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