ノーベル賞受賞者の声を聞け、事業仕分けチーム

毎日JP(ノーベル学者ら緊急声明)によると、ノーベル賞受賞者の小林誠氏(08年物理学賞)、野依良治氏(01年化学賞)、利根川進氏(87年医学生理学賞)、江崎玲於奈氏(73年物理学賞)とフィールズ賞受賞者の森重文氏(90年数学)が、本日東京大学で記者会見を行った。またノーベル物理学賞益川敏英氏(08年)は、別の場所で会見した。概略は、以下に引用した。

声明は「優秀な人材を絶え間なく科学の世界に吸引し、着実に『知』を蓄積し続けることが『科学技術創造立国』にとって不可欠」などと指摘。事業仕分けは「科学技術創造立国」とは逆の方向だと強い言葉で批判した。


スパコン予算削減で「世界2位ではいけないのか」とかいう政治家が、科学技術や文化芸術の発展について語る資格があるのかわては疑問に思う。アメリカ・中国・韓国などが国家的戦略として、最先端技術にお金を投資しているのを知らないのだろうか。日本という国家が将来何で、発展していくのかしっかりとした展望を持っていないからそういう事業仕分けの結果になるのだ。

民主党公約PDF版を読んでみると、
1、むだづかいの削減(国の総予算207兆円を見直して税金の無駄遣いと天下りを根絶する。衆議院定数を80  削減する)
2、子育て・教育(子供手当ての支給。高校無償化。大学奨学金の充実)
3、年金医療(年金制度一元化。月額最低7万円の年金保証。後期高齢者医療制度廃止。医師の数を1.5倍    に。)
4、地域主権(地方の自主財源を増やす。農業の戸別所得保障制度。高速道路無料化。郵政事業見直し。)
5、雇用経済(中小企業の法人税率11%に。月額10万円の手当て付きの職業訓練制度。地球温暖化対策を講じ  て新産業を育てる。)

以上が政策の主題になっている。もちろん、これらを実施するのに官僚主導の政治からの転換という大前提がある。そこで、将来に向けて何か展望が見えるのかというと、地球温暖化防止対策を推進して新産業を育てるしか見当たらない。それ以外にも、スリムで細かい国民目線の政治をしたいのだと思う。事業仕分けをするなら、先に議員定数の見直しをしないといけないのでないか。

国会議員が自ら数を減らすので、予算の見直しに協力してほしいというなら理解が多く得られるだろう。それを魔女裁判みたいに役人を悪者にして、ネット中継をして自分たちが正しいみたいなやり方はよくないだろう。

それと、奨学金のこともわては書きたい。とら家は裕福ではなかったので、とらごろさんは大学の授業料を免除してもらい日本育英会から特別奨学金も受け取っていた。もう全額返却したけど、奨学金の制度はありがいものだった。現在は日本学生支援機構となっているようだ。どうも、問題になっているのは返却する人が減っていて、不良債権になっているらしい。どうか円滑な運営をして、苦学生を救ってほしいものだ。



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この記事へのコメント
とらちゃん様

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もし宜しければもう一度トラックバックしていただければと思います。
Posted by argument at 2009年11月26日 12:09
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