コララインとボタンの魔女 日本吹き替え版3D

ベストセラー児童文学「コララインとボタンの魔女」(ニール・ゲイマン)を、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セリック監督が映画化した作品だ。人形をひとコマひとコマ撮影するストップ・モーションと、最新の3D技術の合体で独特な世界観を実現している。園芸家で本を執筆している両親と小学生低学年の少女コララインが、体験する不思議な体験は子供だけでなく大人が見ても有意義な時間をすごすことができる。

街から離れた場所にあるアパート、ピンクパレスという名前の一軒家にコララインと園芸家の両親が越してくる。パパとママはパソコンでの原稿執筆に忙しく、コララインのことをかまってくれない。変な屋敷では、地下室にミス・フォーシブルとミス・スピンクの老婦人二人が住んでいる。屋根裏部屋には、ボビンスキーという変な老人が住んでいる。この映画の登場人物の名前は、ミシンの部品とか裁縫に関係した用語で構成されている。

忙しい両親が自分のことを聞いてくれないので、コララインは夕飯にも文句をつける。そんなある日、コララインはレンガで閉ざされた入り口の通路を見つける。夜になると、ねずみが出てきてその通路に入っていく。コララインはその通路に入っていくと、両親とそっくりの人を見つける。少し違うのが、なんでも願いを聞き入れてくれることと、目にボタンを縫い付けてあることだった。

地下の両親はコララインにこちらの人間になれば、なんでも思うとおりになると誘う。コララインもその気になるが、条件として目にボタンを縫いつけろと言われたのでおかしいと感じて拒否する。ところが、地下のママは魔女でありその魔力をはねのけるには並大抵のことではなかった。ねずみの敵は猫ということで、猫が重要な役割を負っている。

子供の自我への目覚めと、親から見た子供の気持ちがこれほどわかる映画もないかもしれない。原作のエッセンスが非常に優れているので、余韻がすばらしいと思う。わてが見たのは、赤いメガネで見る3D版だ。メガネがずれ落ちてくるので、付属している紐を締め付けて見た。

猫の不思議な力や能力も興味深い描写がされていて、やっぱり猫を大切にしないといけないと思った。



同じカテゴリー(2010年映画)の記事
最後の忠臣蔵
最後の忠臣蔵(2010-12-30 00:10)

バーレスク
バーレスク(2010-12-20 22:25)

ノルウェイの森
ノルウェイの森(2010-12-13 22:06)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
コララインとボタンの魔女 日本吹き替え版3D
    コメント(0)