ナイト&デイ、日本語吹き替え版

時間の関係で日本語吹き替え版しかなかったので、TOHOシネマズららぽーと磐田で見た。10月6日はトムの日ということで、先行上映していた。トム・クルーズとキャメロン・ディアスが共演するので、非常に興味を持っていった。予告編の感触から、あまりハードなアクションではないと思っていた。案の定、コミカルなアクション娯楽作品になっていた。この映画のいがいな面は、007のような男性中心のアクションではなくてごく普通の女性がどんどんたくましくなっていく点だ。二人が楽しそうに演技をしているのが、印象に残った。トムは「MI」や「ワルキューレ」などのシリアス路線からの脱却を狙い、キャメロンもシリアス作品が続いたのでイメージ打破に成功している。

カンザスからボストン行きの飛行機に乗ろうとしたジューン(キャメロン・ディアス)は、何かの手違いでチェックインできない。そんな彼女を観察している一人の男が、ロイ(トム・クルーズ)だ。誰かに追われている様子だが、妙に余裕がある。そんなロイはわざとジューンに2回もぶつかって、同じ飛行機に乗る。ジューンは偶然だと思い込んでいるが、ロイは自分が監視されているのを承知で行っている。案の定、同じ飛行機に乗っているのはロイの追っ手だ。

ジューンがトイレに行ったのを合図に、同乗者のみならず操縦士まで始末したロイは平静な顔をしている。ワクワクしながらトイレから出てきたジューンは、死体の山にびっくり仰天する。先に操縦席に移っていたロイに詰問すると、不時着する状態でそれどころではない。畑に不時着した飛行機から脱出すると、ジューンはロイに抱えられて眠り薬を飲まされる。次にジューンはベッドの上で目覚める。そこはNYで、CIAのフィッツジェラルド(ピーター・サースガード)やジョージ長官(ヴィオラ・デイヴィス)がいた。

彼らが言うのは、ロイが重大な潜入捜査をしていて気が変になったと説明される。それはあらかじめロイから説明されていたので、それほど驚かない。車に乗せられてハイウェイに入ったら、バイクで追いかけてきたロイが車の前面ガラスに落ちてきたのでびっくりする。その次には、アルプスを走る列車の中で目覚める。殺し屋があられて、またロイに救われる。列車はオーストリアに到着し、監視の目をかいくぐってホテルに落ち着く。そして、ジューンはロイをまだ疑っていて、CIAの言うことを信じてしまう。ロイは、ジューンの変化を察知して超人的な潜水能力で逃げる。

舞台は、スペインや大西洋の孤島に移っていく。ジューンは、追っ手を引き寄せてしまうこともあったが、自分で調べることも始める。ここら辺が、普通の映画と違う点だろうか。脚本がうまいので、スピード感がある展開も納得して見られる。コミカルな部分と、スタントなしのアクションが小気味いい。ドゥカティ・ハイパーモタード1100Sでの二人乗りのシーンや、1966年型GTOでキャメロンがアクセルターンするシーンは本人がやっている。

「ソルト」をアンジェリナ・ジョリーに譲ってもこちらに出演したかったトムの理由が、少しわかる気がした。わてが関心したのは、キャメロン・ディアスを車マニアにした設定だ。女性でも車が趣味であってもいいし、自分から積極的にチャレンジしてもいいのだ。




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