フクロミツスイという有袋類、人間の弱さ

さっきまで放送されていたNHK総合テレビの「ホットスポット最後の楽園」で、オーストラリアに生息しているフクロミツスイという有袋類が紹介されていた。なんでも、一番哺乳類で大きな精子を持っているという。そのフクロミツスイという動物は、10cmくらいでネズミくらいの大きさしかない有袋類だ。福山雅治がうらやましいと語っていた。

カンガルーの仲間であるけど、雄は4-9cmで重さ7-11gしかない。雌は6-9cmの体長と8-16gの体重だ。雌の方が大きい。食べ物は、花の蜜や花粉だけだという。つまり、花が咲いている時期にせっせと食べて繁殖する必要がある。

ということで、雌と雄はマッチングに時間を費やすことができない。ではどうするかというと、雌は周辺にいるすべての雄と交尾して、精子に争いをさせるのだという。そのために、哺乳類の中で一番精子が大きくなった。一番大きい精子を作るために、精巣も哺乳類で一番大きい。人間で例えると、スイカを2個ぶらさげているのと同じなのだという。ホットスポット最後の楽園オーストラリア参照。

今日の番組の最後で解説者が人間の弱さについて語っていた。人間はとても弱くて、裸では生きていくことができない。服装を整えて、周辺の環境を自分達の都合のいいように変えて生活しやすいようにしている。でも、あまり環境を変えすぎると人間の生存が脅かされる。

野生動物はその生息場所にいるかぎり、着るものなどいらない。そして、自然にあるものを取って食料にすることで生きていける。そんなことを真似したら、人間は生きていけない。

人間が地球上にここまで増えたのは、自然環境を自分の都合のいいようにしてきたからだ。自然環境を完全にコントロールするのは不可能である。人間の未来は、環境保護なしにはないということだろうか。



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