久能山東照宮のハンス・デ・エヴァロの時計は3百万ユーロ以上

久能山東照宮のハンス・デ・エヴァロの時計は3百万ユーロ以上


本日、久能山東照宮の徳川家康所蔵の西洋時計が大英博物館のデービット・トンプソン氏によって鑑定された。修理されていなくて、オリジナルの部品が残っていることから非常に価値が高いという。トンプソン氏は、「時計学の歴史上の宝」と言った。原始人の見聞録家康の時計というサイトに詳しく解説がのっている。それによると、スペインのフェリペ2世の時計職人だったHans de evalo(ハンス・デ・エヴァロ)が1581年に作ったと書いているそうだ。

1609年に千葉県沖で座礁したスペイン船を救った当時の人々は、スペイン人を駿府城に招いて家康と面会した。そして、家康はスペイン人に帰国するための船や装備を与えた。無事に帰国した彼らは、国王に報告した。そのお礼もかねて1611年にスペイン人が来航して「Hans de Evalo Me Fecit En Madrod Annu 1581(ハンス・デ・エヴァロが1581年にマドリッドで作った)」という時計を持ってきたのだ。

この写真の時計は、http://www.jorgc.org/altres/el-col-legi-de-joiers-de-catalunya-lleva-a-cabo-el-peritaje-del-reloj-de-custodia-de-felipe-ii-valorado-en-3-millones-de-euros(2010年の記事)に紹介されていたものだ。久能山の時計とは形が違うけど、作者はハンス・デ・エヴァロだ。彼が作った時計で実在しているのは世界で4台だけだという。その1台が、3百万ユーロするのだ。

2010年のユーロの相場を120円とすると、3億6千万円。130円とすると3億9千万円。140円とすると、4億2千万円。現在の100円とすると3億円。これなら、国宝指定は間違いないだろう。ゴロゴロ。2010年から現在までのユーロ/円相場の推移は追記にあるよ。

ちなみに現在の相場は、1ユーロが100円を割りそうです。
久能山東照宮のハンス・デ・エヴァロの時計は3百万ユーロ以上




大きな地図で見る
ロープウェイで久能山に行く場合は日本平山頂に無料駐車場がある。そこからロープウェイでいける。バスも静岡駅から日本平山頂まで出ている。
海岸沿いから石段を登りたい場合は、久能山下から登る。自家乗車の場合は民間駐車場にとめる。バスでも行けるけど、ちょっと不便なのだ。詳しくは静岡駅北口の観光案内所または、久能山東照宮HPの交通案内をどうぞ。



同じカテゴリー(発見したもの)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
久能山東照宮のハンス・デ・エヴァロの時計は3百万ユーロ以上
    コメント(0)