山海嘉之教授のロボットスーツHAL

日本再生戦略の三つの柱は、医療・介護、エネルギー、農林水産業だとニュースでやっていた。その中で、医療介護の実例として筑波大学の山海嘉之(さんかいよしゆき)教授のロボットスーツHALが紹介された。サイバーダイン株式会社の社長でもあり、サイバニクス研究コア:内閣府最先端研究支援プログラム筑波大学の中心研究者となっている。

彼らのチームが開発したHALは、全身をサポートするロボットスーツとしても使えるし、片足が不自由になった人リハビリ用に足の部分だけでも使える。このロボットスーツのすごいところは、人間が動かそうとする重心の移動や筋肉を動かそうとする微弱な生体電位信号を皮膚上で感知して動きを補助することだ。そのほかにも関節の曲がり具合も感知する。

このリハビリロボットをレンタルするには、両足で約70万円・片足で約55万弱くらい費用がかかる。リハビリ効果という点で考えると、このようなロボット使用に保険適用を行うなどの制度上の整備が必要になる。介護の現場は非常に過酷な労働条件で人手不足が問題になっている。作業療法だけでなく、介護全般に応用できるようになると介護・医療業界に革新をもたらすだろう。ゴロゴロ。

筑波大学のシステム情報工学研究科「サイバニクス・グループ山海研究室」は、人員設備とも非常に充実しており人気の研究室になっている。サイバーダイン株式会社のロボットスーツHALという名称を使って投資の勧誘をする詐欺もどきの事例もあるようなので、絶対に引っかからないでほしい。

サイバーダインという言葉を聞いて、わてが最初に連想したのは「ターミネーター」シリーズの映画で出てくるロボット開発会社だ。まさか、狙って名づけたなんてことはないと思う。



HALを採用している介護施設は、社会福祉法人善光会がある。筑波大学とは共同研究のパートナーになっている。



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